日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催するプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」SMBC e日本シリーズが6日開催され、福岡ソフトバンクホークスが2連勝で初の日本一の座に輝いた。ホ…
日本野球機構(NPB)とコナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催するプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALL プロリーグ」SMBC e日本シリーズが6日開催され、福岡ソフトバンクホークスが2連勝で初の日本一の座に輝いた。
ホークスは、コカ・コーラeクライマックスシリーズ(以下「eCS」)でも勝利に導く活躍を見せた打撃三冠王のキャプテン・加賀谷颯太を体調不良で欠場する事態となった。
しかしこの緊急事態に、チームメイトは「eCSの恩返しのチャンスが来た」と逆境を力に変えてみせた。第1戦で代役を務めた原健四郎は初回に千賀投手で先制を許すも、2回裏のチャンスの場面で「汚名返上できる」と千賀投手で左中間を破る同点のタイムリーツーベースを放つ。2-2で後を受けた大上拓海が6回裏に代打・バレンティンの3ランなどで一挙5得点の猛攻で試合を決めた。
第2戦でも原が初回に先制点を挙げる活躍を見せると、2番手の平山大輝は一時逆転を許すも2本の2ランホームランで再逆転を果たす。3番手の大上が8回に代打・バレンティンでこの日2本目となる2ランで突き放し、悲願の日本一の栄冠をつかんだ。
eCSでは加賀谷頼みの展開となっていただけに、平山は「加賀谷キャプテン、僕たちは3人でも日本一になれました。(コロナ禍が)終わったら4人でご飯食べに行きましょう」と画面越しに感謝を伝えた。
敗れたベイスターズのキャプテン・河合は「いつも通りのパフォーマンスができなかった。加賀谷選手がいないことで付け入る隙ができるかと思ったが、ホークスの結束力が高まっていて完敗だった」と悔しさをにじませた。
MVPには今シーズン4勝1敗、e日本シリーズで計7打点の活躍を見せたホークスの大上が選出され、「加賀谷選手が欠場していなかったら加賀谷選手がMVPだったと思う。自分が選ばれるとは思っていなかったが、このような賞をいただいて気が引き締まります。」と驚きながらも喜びを語った。