クライミング界のニューヒロイン・野中生萌。昨年は大躍進を遂げた彼女、2017年もますます目が離せないクレイジーアスリートだ。最終回の今回は「スポーツっぽくない」と答えるクライミング競技において、オリンピックへのアプローチ方法、そして2020…

クライミング界のニューヒロイン・野中生萌。

昨年は大躍進を遂げた彼女、2017年もますます目が離せないクレイジーアスリートだ。

最終回の今回は「スポーツっぽくない」と答えるクライミング競技において、オリンピックへのアプローチ方法、そして2020への想いを語る。

 

野中生萌が語るクライミングの魅力とは

生島>
クライミング自体をどのように盛り上げていきたいと思ってらっしゃいますか?
 
野中>
クライミングの良さを残しつつ、広まっていってほしいなと思いますね。
 
生島>
クライミングの良さって何ですか?
 
野中>
スポーツクライミングって、スポーツって付いてるから真面目た感じのイメージがあると思うんですけど、全然そんなことなくて、結構エンターテイメント寄りなんです。
決勝の舞台も、ライトが暗くてそこにスポットライトが当たって、DJがいてガンガンやってるみたいな、スポーツなんだけどスポーツっぽくない。
お客さんもビール片手にYeah!!ってなりながら。
 
生島>
ライブみたいな感じですよね。
 
野中>
そうですね。
 
生島>
じゃあ真面目に部活っていうよりも、「良いノリの空気」を残していきたいって感じですね。
 

 

クライミング界のニューヒロイン、野中生萌が考えるオリンピック

生島>
オリンピックに対しては、どういうアプローチをしていきたいですか?
 
野中>
自分が強くなりたいっていうのがずっと競技をやり始めた時から思っていることで、その間にW杯があって、世界選手権があって、オリンピックがあるっていうだけで、
強くなる過程に必要なことが「勝つ」っていうことなんですね。だから大会にも出るんです。
 
生島>
1つの自分の目標のために、今後こうやったらまだ強くなれるっていうイメージを持ってらっしゃいますよね。
 
野中>
ありますね。まだボルダリングでもシーズン1位取ってないし、世界選手権も今年2位だったので。全然まだまだですね。
 
生島>
どの辺をバージョンアップしていきたい感じですか?自分の中で。
 
野中>
どんな時でもどういう課題でも対応できる、強い人間になりたい。
 

 

クライマー野中生萌が2020年に向けて変わっていくこと

生島>
こう変わっていきたいということをお願いします。
 
野中>
これどういう風に書いてもいいんですか?
 
生島>
ありがとうございます、ご自分で読んでいただけますでしょうか?
 
野中>
どんな時も全力で楽しむ
 
生島>
じゃあこれを2020年に向けて、もっとやっていく感じですね。
最後の最後、一番の質問ですけれども、ご自分はクレイジーかなという風に思われたりしますか?
 
野中>
改めて話してて、完全にクレイジーだなと思いました。
 
生島>
いいですね、その弾けっぷりが。 2017年はすごい良い年になりそうなオーラがありますね。
 
野中>
本当ですか、輝けるように頑張ります。