守備力向上をHCも称賛「非常に良くなっている」 米プロバスケットボール(NBA)ウィザーズの八村塁は27日(日本時間28日)、ティンバーウルブズ戦に先発出場。26分の出場ながら6得点6リバウンドを記録し、128-112の勝利に貢献した。ここ…

守備力向上をHCも称賛「非常に良くなっている」

 米プロバスケットボール(NBA)ウィザーズの八村塁は27日(日本時間28日)、ティンバーウルブズ戦に先発出場。26分の出場ながら6得点6リバウンドを記録し、128-112の勝利に貢献した。ここ8試合で7勝しているウィザーズにあって、守備面で存在感を強める23歳に地元メディアが注目。リーグ屈指の名手と対峙した際のスタッツなどを紹介している。

 25日(26日)のナゲッツ戦では、20得点を記録した八村塁。序盤には豪快なアリウープを決めるなど躍動し、試合後にスコット・ブルックスヘッドコーチ(HC)からは「彼にとって最高の試合のひとつだった」と称賛されていた。

 八村が好調のチームで存在感を示す中、地元放送局「NBCスポーツ・ワシントン」は「ブルックスがルイ・ハチムラの継続的な成長に感銘を受ける」と記事を掲載。改善中の守備に脚光を浴びせている。

 記事では、20日(同21日)のブレイザーズ戦後、ブルックスHCがロッカールームで「ルイ、君はここ2週間で違いを生んでいる」とスピーチしたことを紹介。チームディフェンダーとしての成長に満足していることも伝えている。

 ブルックスHCは「クローズアウトが良くなっている。リーグにはたくさんの素晴らしいシューターがいることも理解している。彼のオフ・ザ・ボールでの守備が非常に良くなっていると思う」と高く評価。、ボールがないところでの“オフ・ザ・ボール”の守備もさることながら、ボールがある“オン・ザ・ボール”の守備も非凡のようだ。

リーグ屈指のスコアラー相手に奮闘、リラードは八村対峙でFG成功無し

 記事によると、八村が今季、リーグ屈指のスコアラーとマッチアップした際、相手のフィールドゴールFG成功数は、ケビン・デュラントが11本中3本、カワイ・レナードが6本中2本、カーメロ・アンソニーが8本中2本、デイミアン・リラードに至っては8本打って成功無しだとしている。

 異なるスキルを持ち、188cmのリラードから208cmのデュラントまでサイズの違う名手と対峙しても守り切れる、八村の対応力の高さは数字にも表れているようだ。さらにブルックスHCは「(彼の守備は)日々向上している。ルイの好きなところだ。彼は上手くなりたいという欲求を持っている」と成長への意識の高さも認めている。

 22日(同23日)のレイカーズ戦後に、「ラス(ウェストブルック)は、自分(八村)が1番から5番までガードできると言ってくれた。チームで『それをできるのはお前しかいない』と。それがきっかけでディフェンスの重要性について考え始めた」と守備意識が変わったキッカケについて明かしていた八村。ティンバーウルブズ戦ではファウルトラブルなどもあり、短い出場時間にとどまったものの、今後の活躍から目が離せない。(THE ANSWER編集部)