マクレガーにカーフキック連発、序盤の不利を逆転ポイエー「技術戦をしようと」  米最大の総合格闘技「UFC」のコナー・マクレガー(アイルランド)は23日(日本時間24日)、UAEで行われた「UFC257」ライト級マッチ(5回×…

マクレガーにカーフキック連発、序盤の不利を逆転ポイエー「技術戦をしようと」

 米最大の総合格闘技「UFC」のコナー・マクレガー(アイルランド)は23日(日本時間24日)、UAEで行われた「UFC257」ライト級マッチ(5回×5分)で元同級暫定王者ダスティン・ポイエー(米国)に2回2分32秒TKO負けした。ポイエーは2014年9月以来の再戦でリベンジ成功。UFC公式や海外メディアが続々とSNSで試合動画を公開する中、勝者は「闇雲に打つのはいけない」とカーフキックを勝因の一つに挙げた。

 マクレガーを倒しきった。初回、ポイエーはストレートとアッパーを浴びて守勢に回る展開だった。しかし、相手のふくらはぎを蹴る「カーフキック」を多用。左足首を引っかけるようにして、マクレガーの前足となる右膝の下を腫れさせた。徐々に足が止まり始めたマクレガーは嫌がるそぶりも。さらにポイエーが圧力をかけると形勢逆転。ストレートを入れ、連打を浴びせたのちに最後は右フックで沈めた。

 終盤は怒涛の25連打。昨年3度目の引退を表明しながら撤回し、1年ぶりの復帰戦となったマクレガーにTKO勝ちだ。試合後のインタビューでポイエーは「サプライズはない。まずはコナーに対し、一緒に戦ってくれたことに感謝したい」と心境を明かした。さらにカーフキックが効いていたことをインタビュアーに振られると、こう返答した。

「まずテクニカルな試合をしようと。自分のパンチだけに頼らず、相手をしっかり見ることも頭に入れていた。闇雲に打つのはいけないと思っていた。彼には尊敬の気持ち以外何もない。今日はコナーに対していいパンチを打てた」

 昨年大晦日の「RIZIN.26」でも話題となったカーフキック。マクレガーも「足に効いていた。スタンド(立ったまま)での試合で動ききれない状態になってしまった」とカーフキックによるダメージを認めていた。(THE ANSWER編集部)