「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)は9…

 「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(産経新聞社など主催)は9日、東京体育館(東京都渋谷区)で準決勝が行われ、10日の決勝進出をかけて男女各4校が特設コート(センターコート)で激突する。各校は8日、準決勝に向けて練習や対戦相手の研究をするなど、最終調整を行った。

 男女ともに4強の力は、ほぼ横一線。準決勝は激戦が予想される。今季は新型コロナウイルス感染拡大の影響で対外試合が制限され相手の情報は多くない。試合中の対応力が勝敗を分けそうだ。

 男子は優勝候補だった東山(京都)の欠場で混戦模様に拍車がかかった。東福岡はユース日本代表の柳北悠李(3年)ら個の力が高い。7日は3回戦、準々決勝の2試合を、いずれもフルセットで制し疲労が残る可能性がある。体格で劣る清風(大阪)は、セッター前田凌吾(2年)を起点とした多彩な攻撃で崩したい。

 前回準優勝の駿台学園(東京)は総合力が高い。準決勝は粘り強く攻撃力も備える市尼崎(兵庫)とぶつかる。ともに高さがあり、駿台学園の梅川大介監督は「サーブレシーブが重要。そこから、しっかりとトス配分をできるか」とポイントを挙げた。

 女子は前回覇者の東九州龍谷(大分)に安定感がある。前回最優秀選手で162センチのエース室岡莉乃(3年)ら個の力も高い。対する大阪国際滝井も地力がある。両チームとも素早いコンビバレーが持ち味で、セッターのボール回しが注目される。

 就実(岡山)はノーシードから勝ち上がった。昨年度の高校総体女王は、双子の深沢めぐみ、つぐみ(ともに2年)を軸に勢いがある。対する古川学園(宮城)は、キューバ人留学生のバルデス・メリーサ(3年)にトスが偏ると苦しくなる。(川峯千尋)