バレーボール・全日本高校選手権第1日(5日、東京・東京体育館)2年ぶりに春高の舞台に立った東海大相模(神奈川)の世代ナ…
バレーボール・全日本高校選手権第1日(5日、東京・東京体育館)2年ぶりに春高の舞台に立った東海大相模(神奈川)の世代ナンバーワンアタッカー、西山大翔(ひろと)=3年=が、持ち前の力強いスパイクでチームを初戦突破に導いた。
「久しぶりで楽しめました。(高校生活)最後の大会なので、上位に食い込めるように頑張りたい」
入学時から20センチほど高くなったという最高到達点は、国内トップレベルの355センチ。ブロック3枚の徹底マークを受けながらも得点を重ねた。この日は序盤に守備の要、榎本浬己(りき)=1年=が負傷交代するアクシデントもあり接戦を強いられたが、西山を中心に粘り強く戦い抜いた。
一方でコートの感覚に慣れず、練習から打ちづらさも感じていたという。サーブミスなどもあり「大事なところで決め切れなかったので30点」と自己採点は厳しめだった。
6日の2回戦は前回覇者の東山(京都)と激突。屈指の好カードだ。1年生で出場した前々回大会は2回戦で敗退した。西山は「しっかり相手を分析して、練習の成果を発揮したい」と王者撃破に闘志を燃やした。(八木拓郎)
西山 大翔(にしやま・ひろと)
2003(平成15)年3月4日生まれ、17歳。神奈川県南足柄市出身。岡本中2年でバレーを始め、3年時にJOC杯全国都道府県対抗で優秀選手賞。ユース日本代表。家族は元実業団選手の父、茂雄さんと母、則子さん、兄の悠生(大東大)。ポジションはウイングスパイカー。193センチ、69キロ、最高到達点は355センチ。