ジャパネット杯「春の高校バレー」第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で開幕す…

 ジャパネット杯「春の高校バレー」第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会は5日、東京・千駄ケ谷の東京体育館で開幕する。新型コロナウイルス感染対策により無観客で、例年のような入場行進を伴う開会式も取りやめるなど、異例の開催の中で男女計104の出場校が頂点を目指す。身長210センチで“日本バレー界の宝”と期待される牧大晃(ひろあき)=香川・高松工芸2年=は、強豪相手に「負けたくない」と武者震いした。

■高松工芸2年ついに全国デビュー■

 将来の日本を背負って立つ大器が、5日の安田学園(東京第3)との1回戦で待望の高校全国デビューを迎える。

 「緊張しています。中学の時よりレベルが高い中で、どのくらい通用するのか。ワクワクしています」

■すでに日本代表史上最長身208センチ超え■

 牧は夢舞台を前に、はにかんだ笑顔を見せた。

 中1でバレーを始めた頃、180センチ台後半だった身長は、あっという間に2メートルを超え、JOC杯全国都道府県対抗中学大会で最優秀選手賞に輝いた中3時には207センチ。今では210センチまで成長した。日本代表の史上最長身は1992年バルセロナ五輪代表の大竹秀之(現日本代表・壱青の父)で公称208センチ。牧はすでに超えている。

 小学校でサッカーをやっていたが、やさしい性格で「体をぶつけるのが嫌だった」。親の勧めでバレーに転向。だが学校に男子バレー部がなく、女子部と練習していた。中3に上がる際、指導を受けた顧問が男子部のある中学に転勤するのを機に一緒に転校。全日本中学生選抜に選ばれるなど注目された。

 高校1年時は全国大会出場を逃し、今年度はコロナ禍で全国高校総体、国体とも中止。今大会は牧にとって高校初の全国大会だ。組み合わせは前回優勝の東山(京都)や強豪の東海大相模(神奈川第1)、東福岡などがひしめく厳しいブロックに入ったが、「強いところとやりあえるのでうれしかった」と笑う。

■激戦ブロック入りも「負けたくない」■

 大会ナンバーワンエースを争う西山大翔(ひろと)=東海大相模3年=や柳北悠李(東福岡3年)とは練習試合で対戦しており、「負けたくない」と腕をぶす。2024年パリ五輪代表を目指す大器が、全国に衝撃を与える。(只木信昭)

◆牧 大晃(まき・ひろあき)

 2003(平成15)年11月2日生まれ、17歳。香川・高松市出身。高松工芸高2年。アウトサイドヒッター。香東中1年でバレーを始め、桜町中でJOC杯全国都道府県対抗中学大会で最優秀選手賞。全日本中学選抜に選ばれる。ユース日本代表候補。家族は両親と妹2人、弟1人。210センチ、105キロ、最高到達点350センチ、足のサイズ32センチ。