リーグ最終戦後インタビュー（６）　香田凌辰

ＧＫ香田凌辰（政経４＝白樺学園）

――ホッケー人生最後の試合が終わりました。

　「親に感謝でしかないですし、楽しかったなというのと、ホッケーやって良かったと思いました。学生生活でアイスホッケーに出会えて良かったという気持ちです」

――試合後、涙を流されていましたが。

　「もっとできたなぁとか、色々なこと振り返ったら後悔が残ってしまったというのがあるんですけど、終わってしまったことはしょうがないので、この悔しさは３年生以下に次頼むなと。でもちょっと悔しくて泣きました」

――４年間を振り返っていかがですか。

　「いいことの方が多くて、悪いことは薄れていたので、プラスマイナスで言えばプラスなのでいいかなと。すごい楽しかったです。楽しく大学生活を送ることができて幸せでした。最後の１年は、やりづらいこともあったけど、その中でもアイスホッケーをできる環境をつくってくれた人に感謝で、結果を出せないのは自分たちのせいなので、そこは僕がどう言ってももう変わることではないので、下級生に頑張ってほしいです」

――同期の皆さんへの思いを聞かせてください。

　「滉也（徳田・政経４＝武修館）とはジャパンの時から一緒で、話さなくてもわかり合えた部分が多くて、アイスホッケーにも熱くて、同期の中で一番頼れる存在で、引っ張ってくれたから今のチームがあるので感謝しています。一緒にホッケーをやってくれてありがとう。玲也（松久・法４＝北海道清水）は、小学校の時から知っていて、めちゃくちゃ仲良くて、試合に出れなくて後悔した部分はあったかもしれないけど、このチームについてきてくれて、私生活ではすごい楽しんでいたから、思い出をありがとう。壬生（康太・文４＝八戸工大一）とは、色々なとこに出掛けたりして、楽しい思い出があって、試合で一緒に守れたことも一つの思い出だから、楽しかったなって。隆志（下本・商４＝北海道清水）は、チームのウエイトを引っ張ってくれて。私生活でもどんな状況でも盛り上げてくれて、それでみんなが落ちることなくできたから、それは誰もが認める部分だし、いいチームづくりができたのは隆志がいたからというのもあります。竜馬（岩崎・法４＝釧路工）とも色々なとこ出掛けて、ちょっと変わったやつだけど、内心はすごく熱くて、その熱さにみんながついて来れたから、いいホッケーができたし、最後勝てなくて悔しいとあいつが言っていて、でも『今までありがとう』って言ってくれて、その一言で僕は救われたので、いい同期を持ったなと思います。高木（聖大・文４＝日光明峰）は頑張ってたと言えば頑張ってたけど（笑）、いまいちやってくれなくて、イライラする時もあったけど、最終的にはみんな一つになって戦えたのはうれしいことだし、その中で高木の良さは、いつでも明るくて、悪いことを言われてもプラス方向に考えられる選手なので。みんな同期の中での役割がしっかりしていました。いい同期持ったな、楽しい思い出をありがとうと言いたいです」

――次の世代へエールをお願いします。

　「雄大（佐久間・政経３＝白樺学園）はチームを引っ張っていける人だから、伝統も大事にして、チームのことを一番に考えてやってほしいです。大基（青山・法３＝釧路江南）は常に明るくて、隆志みたいな雰囲気が出せるから、それをやめないで、やっていれば絶対負けないと思います。三浦（大輝・法３＝駒大苫小牧）はメリハリつけるところはちゃんとやってほしくて、うまさはあるから、自信持ってホッケーやっていれば結果は出ると思います。恵吾（廣田・営３＝北海道清水）も同じようにちゃんとやれば結果は出るし、だから頑張ってほしいです。畑中（秀斗・政経３＝苫小牧工）は、私生活ではすごい面白くて本当にかわいい後輩なんだけど、ホッケーはもっと真面目に。真面目にやっていないとは言わないけど、レベルについてこれてない部分があるので、もっとこの１年間で試合に出られるような実力をつけてほしいと思います。学路（下山・商３＝北海道清水）も隣の部屋で可愛がっていて、もっと頑張ってほしいし、あいつのうまさは誰もが認めるものではないけど、そこをかってくれる人を大事にしてほしいです。共弘（文３＝八戸工大一）は、今年１年結果は出なかったけど、最後の１年だからチームファーストで戦ってほしいというか。自分の悪いところと向き合って、次のシーズンに望んでほしいです。莉央（吉岡・文３＝武相）は部屋っ子で、３年間ずっと一緒にいて、兄弟みたいな本当に弟みたいな存在で、すごい可愛かったしなんでもしてあげようと思っていたけど、ホッケー面ではあんまり活躍できていなくて、それはしょうがないことだけど、俺からしたら一緒に暮らしていた分寂しさもあって、次は４年生になるから部屋のこともしっかりして、試合でも活躍してほしいなと思っています。どんな状況でも頑張らないと結果は出ないし、最後まで自分たちのやることに責任を持ってプレーしてほしいです。私生活でもメリハリつけて、遊ぶところは遊んでと。俺らのできなかった優勝を、ある大会は全部優勝してほしいと思っているから、１年間は本当に早いから、最初から全力でできるような練習をしてほしいと思います」

――明治に来て良かったですか。

　「明治に来ていなかったら今の自分はいないので、明治に来てこのメンバーに出会うことができて、本当に幸せだなと思います」

――ありがとうございました。

［藤山由理］