フィリペ・コウチーニョのウイング起用は再び失敗に終わっている。ここ数試合でロナルド・クーマン監督は、ブラジル人MFを左サ…

フィリペ・コウチーニョのウイング起用は再び失敗に終わっている。ここ数試合でロナルド・クーマン監督は、ブラジル人MFを左サイドで起用しているが、縦への推進力とパワー不足は明らかで、ピッチ中央に向かってプレーすることを好む同選手はサイドで幅と奥行きを作り出すことができない。
カディス戦では、守備のタスクも少なく、攻撃に専念できるだけの状況下に置かれたものの、中央に寄りすぎてスペースを消してしまい、結果的に自分自身でスペースを消すことになってしまい、コウチーニョは前半45分でベンチに退いている。
中央を割れないと判断したクーマンはサイドでの突破をデンベレに託したが、彼も縦に仕掛けるだけのスペースを見つけられず脅威になることはできなかった。
コウチーニョがウイングポジションに馴染めていないのは明らかで、エルネスト・バルベルデ体制でも4-3-3の左ワイドでテストされているが、不合格の烙印を押されてミュンヘンに渡った。バイエルン・ミュンヘンで4-3-3のインサイドハーフや4-2-3-1のトップ下で自信を取り戻したコウチは、バルサに戻った今季、4-2-3-1のトップ下でプレー。メッシやグリーズマン、アンス・ファティやペドリといった選手との激しいポジション争いを制してスタメンを勝ち取っていた。
しかし、怪我をして数試合を離脱したことでコンディションを落とすと、その間に機会を得たマルティン・ブライトバイテとグリーズマンが縦関係のコンビで一定の結果を得た。それを機にグリーズマンは得点を量産し、デンマーク人ストライカーの出場時間も増している。
フェレンツバロシュ戦で休息を与えられたコウチーニョは、カディスとの試合でベストパフォーマンスを求められたが不完全燃焼に終わった。クーマンはブライトバイテを最前線に据えることで、フランス代表のオリヴィエ・ジルーとグリーズマンの関係性を再現しようとしているのかもしれない。今後はグリーズマンがセカンドストライカーとして起用されることは増えそうであり、その場合メッシが右サイドに入るため、コウチーニョのポジションは左サイドしかなくなる。ようやくバルセロナでポジションを見つけたかに見えた矢先、コウチーニョに2年前と同じ課題が突きつけられている。