1年間チームを引っ張り続けた丸田主将と小林大副将MF丸田敦司主将(商4=埼玉・早大本庄)、AT小林大祐副将(社4=東京・早稲田)――今の気持ちを教えてください小林大  悔しいです。丸田  悔しいのと、自分は主将として不甲斐ないというのに尽き…


1年間チームを引っ張り続けた丸田主将と小林大副将

MF丸田敦司主将(商4=埼玉・早大本庄)、AT小林大祐副将(社4=東京・早稲田)

――今の気持ちを教えてください

小林大  悔しいです。

丸田  悔しいのと、自分は主将として不甲斐ないというのに尽きます。

小林大  勝負の世界なので、勝たないと駄目だなと。後輩たちには来年もっと強くなって優勝してほしいですね。

――今日の結果をどう受け止めていらっしゃいますか

丸田  フェイスオフでポゼッションできないことは、想定内だったので、その中で結構頑張ってくれていました。オフェンスが点を取れなかったのが敗因かなと、やっぱりMFが崩せなかったことが勝敗を分けたのかなと思います。

小林大  それでも最後、早稲田の流れはきていたので、そこで追いつけなかった、そこで追いつけていたら展開は変わったと思います。そこで追いつくために、途中もう1点あればというのも思いました。本当にDFはよく守ってくれたので、3点だと勝てないよなという感じです。

――4年間を振り返っていかがですか

丸田 1年の9月くらいから学年キャプテンになったんですけど、自分が率いたチームで一度もタイトルを取れなかったというのはすごく悔しいです。あと個人的な話でいうと、けがが多すぎたなと思います。1年の最初すぐにけがをしてしまって、4年になってからもギリギリのところでけがをしてしまったので、けがのせいにはできないんですけど、もっと自分が身体の管理をしていればと過去の自分を責めたくなる気持ちがあります。もっとラクロスをしたかったです。

小林大  僕らの代としては新人戦勝てないできて、みんなそれぞれ悔しい思いをしながらラクロス人生があったと思うし、その中できっとみんな成長してきたので、丸田組の4年生には胸を張ってほしいです。それぞれの舞台で頑張っていきたいです。個人的にはいい経験をたくさんさせてもらえたので、ラクロス部に入ってよかったなと思います。去年は嬉しい思いをし、今年は悔しい思いをして。今年は副将という立場になって、いろんな思いもあったんですけど、最後に成長できたかなと思います。

――後輩へメッセージをお願いします

小林大  Aチームの後輩に関しては、僕らが辛い時に助けてくれたことが何度もあったので、1番は大きいのは感謝の気持ちですね。Bチーム以下の後輩には、上のチームに上がりたい、Aチームで出たいという思いがみんなあって、成長している姿があったので、このままみんな頑張ってほしいです。勝負の世界の厳しさは分かったと思うから、今日の僕らの姿を忘れずに1年間戦ってもらって、来年僕らみたいな思いはしないように、もっといい1年にしてもらいたいです。

丸田  学年によって残されている時間は違うけど、4年間は長いようで短いというのを思うから、後悔しないでほしいです。勝っても後悔することはある、負けたらもっとあるからこそ、ラクロス部での活動が終わった時に、一つでも後悔がなくなるように、後悔しないように月並みの言葉ですが、昨日の自分を超えるじゃないですけど、一歩一歩の積み重ねが大事だと思います。自分も主将として、心の弱さみたいなのがあって逃げてしまうこともあったけれど、それも自分を形成しているものだからこそ、しっかり自分の弱さと向き合って、一日一日一歩ずつ成長していってくれれば必ず大きな成果となると思います。そういうところを意識して残りのラクロス部での活動に取り組んでほしいです。

――最後に同期へのメッセージをお願いします

小林大  今年コロナで自分たちの最後の年が思い描いていたものとは違う1年になって、そんな中で副将として悔いなく終われるような一年にしようと思ってやってきました。厳しいことを言ったり、細かい注意をし過ぎたりしたこともあって、俺らの気持ちも分かってくれよという目線も感じながらやってきたので、そこはちょっとごめんなさいというのがあるんだけれど、それでも最後まで付いてきてくれました。今年最後までコロナの陽性者を出さずに、それぞれ自分たちのいる場所で自分たちのやれることをやりきってくれたと思うので、僕としてはみんなに100点をあげたいです。

丸田  正直自分がキャプテンになる時のミーティングで、みんなを見下していたわけじゃないけど、こんなに適当なことを考えているのかと思って。そんなんだから、勝てないんだと思った自分がいました。でもそこから3年が経ち、4年生になって、コロナの影響が1番だと思うんですけど、いろんなことが変わって、その都度みんなしっかり付いてきてくれました。自分が思っていた以上にみんな成長してくれて、一人一人が自分の役割を全うしてきてくれたからこそ、Bチームは優勝しましたし、Aチームも関東ファイナルまでいけたと思っています。学年キャプテンから始まって主将として、何人のブログにも書いてあったんですけど、話がまとまらなかったり、面白くなかったり、自分では分かってはいるんですけど、大事な場面でちゃんと言えないからこそ、自分は日々の言動で示さなくちゃいけないと思ってやってきました。そういうところを意外とみんな分かってくれていて、最後ブログを読んでいる時嬉しかったし、不甲斐ない主将だったと思うんですけど、それをみんなが支えてくれて、今ここにいるので感謝しています。

 


何度もの逆転劇を演出したAT陣

AT下山田大河(法4=東京・桐朋 )、AT片山浩平(スポ4=長野・上田西)、AT蒲生慎太郎(社4=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがでしょうか

下山田 ATとして点を取れなかったことが一番申し訳なかったです。ここまで試合に出させてもらって今日この試合で点を取れなかったことが一番悔しかったです。夏飛人(AT北野夏飛人、商3=東京・明星)が最後の3点目を取ってくれていけるかなというところまでもっていけたのですが、その後に取れなかったことは序盤に点を取ることができなかった自分自身のせいだと思っているので。アタックで点が取れなかったことが今日の敗因だと思います。

片山 勝負の世界は勝たなくては意味がないといういか、こんなに今日のためにやってきても、最後に勝ちきれなかった自分たちは弱かったと試合を終えてすぐに思いました。

蒲生 今まで体育会でやってきて、最後の試合にはなるので何がなんでも勝ちたかったです。自分自身出場時間が短いことは最初から分かっていたので、その中でみんなが疲れた時に自分の仕事ができるかということを考えて試合に臨んでいました。そこで実際に自分の仕事ができたかと言われればそうではなかったので、多少悔いは残りますが、4年間この仲間とやって来れたことはかけがえのない財産だったと思います。

――4年間のラクロス人生はどのようなものでしたか

下山田 今引退と言われても正直、実感が湧きません。月曜から何をしたら良いんだろうと思うくらい、ラクロスが大学生活の中心でした。しかし、単純にラクロスができて楽しかったですね。

片山 最後負けてはしまいましたが、この4年間で得られたものは仲間だと思っているので、卒業しても付き合いは続いていくと思います。そのような意味で本当にかけがえのないものを得られたと思います。

蒲生 最初にシモ(下山田)が言ってくれたように、明日から何もなくなるのは不思議な感じがします。いい仲間を得られて、先輩や後輩、コーチ陣などいい関係性を作ってこれました。この関係は社会人になってもずっと継続していくものだと思うので、このようなつながりは大切にしていきたいと思います。

――同期に伝えたいことは何ですか

下山田 シンプルに同期にはありがとうと伝えたいですね。自分は2浪しているのですが、それがバレた時も含めて受け入れてもらってうれしかったということがあります。本当に感謝しかないですね。

片山 僕もありがとうという気持ちと、勝ちたかったねという気持ちを伝えたいです。

蒲生 本当にありがとうと伝えたいですね。

――後輩たちへのメッセージをお願いします

下山田 僕たちは(慶應に)負けてしまったのですが、来年は早慶定期戦もあると思いますし、リーグ戦でもファイナルやファイナル4で戦う機会もあると思うので借りを返して欲しいと思います。来年は今以上にオフェンス陣が強いと思いますし、Bリーグで優勝した選手の中にも、ものすごいいい選手がたくさんいるので、来年ATリーダーを務めるであろう北野夏飛人を中心に いいオフェンスを作ってもらいたいです。

片山 後輩たちは自分たちよりも力のある代だと思うので、そこはしっかり甘んじずも、自信を持ってやってほしいです。また、僕の22番を渡す中口穣くん(AT、商2=東京・早実)にはぜひ頑張ってほしいです。

蒲生 後輩たちはスター選手も多くて、自分たちよりも力があると思います。もちろんこのチームでも負けてはいけませんでしたが、自分たちが負けた慶應に勝つということにはこだわってやってほしいです。一人一人うまいと思うのですが、主体性の無さや緩い雰囲気の時もあります。そこは最高学年になれば自ずと変わってくるものかなとも思うのですが、負けを教訓にして頑張ってもらえたらと思います。

 


MFリーダーとしてMF陣をまとめ上げた小野

MF小野弘晴(商4=東京・早大学院)、MF竹内凜(文構4=東京・早大学院)、MF竹田圭佑(人4=愛媛・松山東)、MF池上太一(教4=東京・早実)

――今の気持ちを教えてください

小野  悔しいです。それだけです。

竹内  申し訳ないです。

竹田  無冠の丸田組と言われてきて、最後は勝って笑いたいと正直思っていたので、みんなが悲しんでいるのを見ると、勝ちたかったという後悔が大きいです。

池上  僕は寂しいという思いが強くて、このメンバーで練習して、試合もやってきたので、もうできないのかと思うと寂しいです。

――4年間を振り返って得られたものを教えてください

小野  この仲間と出会えたことが自分の中では大きいですし、この縁を忘れずに生きていきたいと思います。

竹内  仲間の存在はもちろん大きいし、努力しているふりでは駄目だなと、考えながら努力しないと何の意味もないと思いました。

竹田  チームの主力として活躍している選手、チームを支えている選手が明らかに誰から見ても努力しているというのを感じました。やっぱり全員がそういった気持ちで取り組めていたらもっと強いチームになれていたかなと思うので、自分より頑張っていた人のように頑張っていればよかったと思います。

池上 一つは仲間の存在ですね。あとは勝負の世界は厳しいということです。2年、3年の時は強い早稲田というのがあって、常に勝ち続けていたんですけど、自分たちの代で勝てなかったというのは、努力を一瞬でも怠るとこういう結果になってしまうんだなと思いました。また、オフェンスを一緒にやっていたMFのメンバーで、今回外れたメンバーが2人いたんですけど、厳選されたメンバーしか出られないというところにも勝負の厳しさを感じました。

――後輩にメッセージをお願いします

小野  本当に勝ってほしい。この悔しさって後輩たちも同じように持っていると思うので、来年はFALCONSに勝ってほしいと思います。

竹内  とにかく最後勝てば何でもいいし、勝たなきゃ本当にしょうもないので、勝てるように努力しないと後悔しか残らないから、それを肝に銘じてほしいです。

竹田  今日Aチームとして出ていた後輩は、勝たなくちゃ何も得られないということは痛感したと思います。ここからはAチームにいる後輩だけでなく、B、Cチームにいる後輩が下から支えていかないと、底上げしていかないと勝てないと思うので、今もがいている選手たちに腐らず頑張れと言いたいです。

池上  どのように努力するのかというところが大事だということを伝えたいです。自分が2、3年生の時に正しい努力ができていたかといえばそうではないので。逆に言えば今年はチームが勝つために正しい努力を積んでこれたと思うので、目標を見据えた正しい努力をしてほしいです。

――同期のみなさんにメッセージをお願いします

小野  新人戦一度も優勝できず、弱い世代と言われながらやってきたけど、この同期と一緒にプレーしてきたからここまで来れたと思うし、その支えには感謝してます。

竹内 本当にいいやつばっかりで、一緒にいておもしろいし、勝てなかったけど、これからもずっと関わっていきたいなと。次のステージで全員勝利できるように頑張っていきたいです。

竹田  今日に関しては、僕は何も出来なかったので、申し訳ないという気持ちが強いです。自分は何も能力がない中で、DMFとして必要としてくれて、周りが必要だと言ってくれて嬉しかったし、その声があってここまで努力出来たので、本当に感謝しています。

池上  仲の良いメンバーとラクロスが出来て、いい4年間だったと思います。個性が強くて、まとめるのが大変な集団ではあったと思うんですけど、同期とやってきたことは自分の中で大切なものになりましたし、これからもこの関係を続けたいので、みんなにありがとうと伝えたいです。

 


固い守りで早大のピンチを救い続けたDF陣

DF平塚弘喜(政経4=東京・早大学院)、DF奈須由樹(文4=東京・早実)、DF茅野城大(教4=東京・早実)、DF井手脩人(社4=千葉・東邦大東邦)

――今の気持ちを教えてください

平塚  まだ気持ちの整理がついてないんですけど、もちろん負けて悔しいし、負けたらそれが全てだと思います。でも自分たちが1年やってきたディフェンスは体現できていたと思います。悔いはないです。

茅野  もちろん悔しいし、大学でラクロスをやってよかったと思いますが、最後の最後はみんなで笑って、嬉し泣きで終わりたかったので、そこは悔しいところです。

奈須  結果として負けてしまったけれど、やるべきことは出来たと思うし、そういう時もある。やりたいことは出来ていたし、自分たちがDFとしてやってきたことは間違っていなかったと思うので、それは見せれたと思うので、悔いはないです。4年間頑張ってよかったと思います。

井手  自分は勝ちたかったなというのが1番大きいですね。みんなが言っていた通り、自分たちのディフェンスを全国に見せることが出来たと思うので、後輩たちには自分たちがやってきたことを進化させて勝っていってほしいです。

――4年間を振り返っていかがですか

平塚  いろんな存在に助けられてここまでやって来れました。そういう存在に出会わせてくれたラクロス部という組織や、ラクロスという競技に感謝していますし、自分が本気でやってきたからこそ出会えたと思っているので、今まで頑張ってきた自分を褒めてあげたいです。

茅野  青春でしたね。去年もAチームに入れさせてもらって日本一を経験したんですけど、決勝でFALCONSに負けた時、もちろん悔しかったっちゃ悔しかったけど、自分はそんなにチームに貢献できていなかったので、負けても泣けなかったんです。けど、今回は自分たちのやるべきことをやった結果負けてしまったので、泣いて終わるのもそれも青春なのかなと思いました。

奈須  僕は2年生の時にライドを思いついて、ずっと出来ないままでいて、今年最後の舞台でできたというのがすごい嬉しくて。相手のレベルが高くないと出来ないし、こっちの完成度も高くないと出来ない中で、慶應も強くて自分が考えたものの形が出せて、それは4年間の中で1番嬉しかったですね。あのライドが出来てよかったなと思います。

井手  4年間あっという間でしたね。やっぱ親に感謝したいと思います。これからは社会に出て親やお世話になってきた人たちに恩返しできるように数ヶ月かけて切り替えます。

――後輩にメッセージをお願いします

平塚  勝ってください。どんなにいいディフェンスをしようと、勝てなければ意味がないので、何点取られようが、誰が抜かれようが、関係ないので勝ってください。

茅野  本当にその通りだと思います。どれだけ内容がよくても、勝負の世界では結果が全てなので。勝ちへの執念というものを早稲田はずっと持っていると思うので、その気持ちを忘れずに来年以降も励んでほしいです。

奈須  勝つだけじゃなくて、なんで勝たなくちゃいけないのか、負けても得られるものはあると思うし、やっぱりそこの考えですかね、そこをしっかり考えて頑張ってほしいです。

井手  後輩たちには今までありがとうございましたと言いたいです。来年は絶対応援行きたいので、勝ってください。

――同期のみなさんにメッセージをお願いします

平塚  新人戦で勝てず、最後は丸田組で勝とうとやってきた中で、僕ら代表として出ている身として、スタンドで応援してくれていたと思うんですけど、支えてくれた同期に勝たせてあげられなかったという申し訳なさが強いです。

茅野  本当にこの同期と出会えてよかったと思っていて、みんな『巧より強たれ』に同期のおかげで頑張れたというのを書いていて、各々その気持ちは同じだと思うので、同期と最後勝ちたかったんですけど、一緒に4年間やれてきてよかったです。

奈須  僕は4年間特に同期には当たり強く、厳しいことを言いまくってきたので、そんな中で勝てなくてすいませんでしたというのと、我慢して付いてきてくれてありがとうというのですかね。

井手 いろいろあるんですけど、一生の思い出になる4年間をありがとう、これからもよろしくと伝えたいです。

 


早大のゴールを守り続けたGの二人

G佐藤真(商4=東京・早大学院)、G上條伶(法4=東京・早大学院)、FO深谷映(政経4=American Embassy School of New Delhi)、FO小林義直(商4=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがでしょうか

佐藤 前半はかなり慶應のペースだったのですが、後半早稲田のペースになった時に点を取れなかったことが敗因ですね。後半もっと攻めていければよかったです。個人としてはやるべきことをやったという感触で、それでも勝てなかったことはチームとして足りない部分があった結果です。そこは後輩ですね。後輩は本当に強いので、やってくれると思います。応援でも行ければと思って、気楽な気持ちです。けれど、結局悔しいという気持ちもあります。勝てると思ってやってきたので、最後の最後に負けてしまったことは率直にめちゃくちゃ悔しいです。

深谷 日本一が当たり前になっていたので、今日負けてしまったことは現実ではないように感じます。決め切るところや取り切るところで、あと一歩が足りなくて、それが重なって負けたということが現実です。早稲田は今日の試合から、今後成長していくと思います。

小林義 本当に同期のことが大好きだったので、敦司(MF丸田敦司主将、商4=埼玉・早大本庄)も言っていたのですが、本当に負けると何も残りません。そう言われると自分としてもとても悔しいですし、やはりこのメンバー、この仲間たちで勝ちたかったと思います。

上條 自分は申し訳ないという気持ちです。一昨日Bチームが優勝して、色々な人がこの試合に思いを託してくれたのにも関わらず、負けてしまったということに申し訳ないという気持ちですね。

――これまでのラクロス人生を振り返っていかがですか

上條 自分はめっちゃ楽しかったです。最後このような結果になってしまいましたけど、ここまでの過程でこの仲間とラクロスができたことは、間違いなく楽しいものだったと大学生活を通してそう思います。

佐藤 自分も楽しかったですね。正直、色々あってきついだとか辛いだとか思うことが下級生の時はよくあったのですが、最後勝ちたかったという後悔はありますけど、ラクロス生活は総じて楽しかったです。

小林義 このメンバーとラクロスができたということが本当にかけがえのないものだったと思っています。何度も部活を辞めたいと思いましたが、仲間や同期がいて、このラクロス部がすごく好きだから続けてこれました。本当に楽しかったです。

深谷 自分も楽しかったと思います。辛かったですけど、それでももう一度チャンスがあったらこのチームに入ります。いろんな思い出があって、人間としても成長できたと思うので、本当に感謝しかないです。

――同期への思いを教えてください

小林義 大好きしかないです。

深谷 自分は途中から入れてもらって、日本語も下手でよくわかっていないやつだったのに、僕を受け入れてくれて、感謝、ありがとうと伝えたいです。

佐藤 本当に頼りないポジションリーダーだったと思いますが、ついてきてくれたゴーリーや、丸田は自分がきつい時や辛い時に声をかけてくれて、そのようなところで支えてくれたので、本当に感謝しかありません。

上條 自分もみんなと同じ感じになってしまったのですが、けがした時に復帰できたのも同期のおかげですし、それ以外にも色々な面で支えてくれて本当にありがとうという気持ちです。

――後輩たちへのメッセージをお聞かせください

佐藤 慶應は最近あまり優勝できておらず、昨年の早慶戦でも早稲田が勝っていて、色々思うところがあったと思います。先ほどあれほど慶應が喜んでいた光景を忘れないでほしいです。来年一年間きついこともあると思うのですが、そのような時に今日の自分たちの屈辱を忘れないように、来年こそは優勝してほしいです。

上條 自分はFALCONSを倒してほしいという気持ちが大きいです。社会人チームでずっと連覇してるチームを後輩たちに絶対倒してほしいと思います。そのためにも、一日一日色々な誘惑もあると思うのですが、そこで悔いの残らないようにしてほしいです。

深谷 今の3年生はあと1年ありますが、長いようで短いので、一日一日を大切に、悔いのないラクロス人生を送ってほしいです。

小林義 本当に勝ってほしいといいますか、負けると悔しいです。特に今慶應が勝った瞬間を後輩たちは見たので、やはりそこで思ったことはたくさんあると思います。それを味わわないためにも勝って笑顔で終われるように頑張ってほしいと思います。

 


4年間チームを支えたスタッフリーダーの金子

MG金子千珠(政経4=東京・お茶の水女大附)

――今日の試合を終えていかがでしょうか

勝ちたかったです。もちろん去年や一昨年、優勝はしているのですが、同じ部の試合でも先輩の試合という感覚がありました。今日勝っていたら自分たちの勝利だと言えた気がしましたが、結局4年間やってきて、新人戦でも一回も勝てずに、優勝を知らないまま終わってしまったことが4年間の心残りです。

――この部で過ごした時間を振り返っていかがですか

自分的にはやろうとしたことはできたと思います。4年を通して、逃げるか逃げないかの選択があったら、逃げない方を選択してきたと思っていて、もう一度やり直したとしても、この選択をしていたと思うので、後悔はありません。充実して打ち込むことのある幸せな4年間だったと思います。

――同期へのメッセージをお願いします

4年間一緒にやってくれてありがとうとを伝えたいです。仲間として受け入れてくれて感謝しています。人数も少ないですし、もしかしたら不自由な思いをしたかもしれませんが、一緒に最後までやることができて、今死んでもいいかなと思ってしまうくらい、みんなには感謝しています。同期がモチベーションでここまできた部分もあるので、私の生活の全てになってくれてありがとうという気持ちです。とにかく感謝しています。

 


チームのためと献身的に働いた梶原

MG梶原夏(政経4=International School of Amsterdam)

――今日の試合を終えていかがでしょうか

本当に悔しかったです。この気持ちは後輩も感じてくれていると思うので、それを来年に生かしてほしいと思います。

――ラクロス部で過ごした時間を振り返って一言お願いします

私は今までチームスポーツをしたことがなかったので、スタッフとして活動していましたが、チームスポーツでしか味わえない瞬間や勝利の喜びが味わえて本当によかったと思っています。

――同期に伝えたいことは何ですか

迷惑をかけまくってしまったけれども、最終的にはこの仲間といられてよかったです。本当にありがとうございましたと伝えたいです。

――後輩たちにメッセージをお願いします

伝えたいことはたくさんあります。しかし、一つを選ぶとするとスタッフも胸を張って活動してほしいということです。ラクロス部はプレーヤーがフィールドで活躍して目立つので、スタッフは時々自分の立場がわからなくなるかもしれません。けれど、それは絶対にチームの力になっているし、一人一人が頑張っていることはみんな見ているので、チーム思いのまま頑張ってほしいです。

 


新人戦時代から丸田組を指導していた奥コーチ

奥崚ヘッドコーチ(平30卒)

――今の気持ちを教えてください

悔しいですね。結構相手のやることも分かっていて、対策出来ていたと思ったんですけど、ちょっと足りなかったなというのを感じていて、勝負の世界は厳しいというのを痛感しました。

――新人戦から今日まで丸田組の4年間を振り返っていかがですか

最初彼らの学生コーチをやって、その後C、B、Aチームとコーチをずっとやってきたんですけど、すごいみんな感謝してくれていて、自分の方こそ人に指導する楽しさやこんなにも人の成長を感じられることが楽しいのかと教えてもらったので、僕の方こそ感謝しています。最後は一緒に勝って喜びを分かち合いたかったという感じですね。

――丸田組はどんな存在でしたか

僕は4年の時、元々Aチームでプレーしていたんですけど、けがをしてしまったので選手をやめて学生コーチになって、自分の人生を通した楽しみみたいなものをくれたので本当に感謝しています。

――丸田組の戦いを経て、下の代にはどのようなことを伝えていきたいですか

勝負の世界は厳しいけど、本気になって何かに取り組むということは本当にすばらしいことだし、それを来年以降楽しんで、もちろん勝てるように自分の弱いところを受け止めて、強い早稲田を一緒につくっていきたいです。

(写真 後藤泉稀、内海日和)