◆先週の血統ピックアップ・11/14 デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m) 好位を追走したレッドベルオーブ…
◆先週の血統ピックアップ
・11/14 デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m)
好位を追走したレッドベルオーブが直線で内から伸び、ホウオウアマゾンとの一騎打ちを制しました。勝ちタイム1分32秒4は2歳コースレコード。2013年に京都競馬場でミッキーアイルが記録した1分32秒3の2歳JRAレコードにわずかコンマ1秒と迫るものです。
過去、芝1600mの2歳戦で1分32秒台を出した馬はミッキーアイルを含めてサリオス、レシステンシアと3頭いますが、すべてGIホースとなっています(レシステンシアは1分32秒台を出したレースがGI)。レッドベルオーブも有望でしょう。
昨年のこのレースを制したレッドベルジュールの全弟にあたり、「ディープインパクト×アンブライドルズソング」の組み合わせは、無敗で三冠を達成したコントレイル、朝日杯フューチュリティSを勝ったダノンプラチナなどと同じニックスです。序盤に幾度か頭を上げるしぐさを見せ、気性的な難しさを覗かせましたが、それでも勝ったわけですから能力の高い馬です。
これで2戦連続レコード勝ちとなりましたが、12月20日の朝日杯フューチュリティSは連続開催の阪神コースで行われるので、例年よりも時計の掛かるコンディションになることが予想されます。それをこなせるかどうかが鍵でしょう。
◆今週の血統Tips
今年のマイルチャンピオンシップはGI馬が8頭顔をそろえる豪華メンバー。ただ、京都競馬場が改修工事に入ったため、今年はレース創設以来初めて阪神競馬場で行われます。いずれも外回りコースではありますが、3コーナーの下りから直線がフラットな京都と、直線の最後に急な上り坂が待ち構える阪神では傾向が異なります。主な種牡馬の連対率が京都芝1600mと阪神芝1600mでどう違うのか示してみます。
京都芝 阪神芝 増減
ディープインパクト 28.4% 26.0% ▲2.4
ロードカナロア 26.0% 17.3% ▲8.7
キングカメハメハ 20.0% 15.6% ▲4.4
アドマイヤムーン 19.8% 13.5% ▲6.3
ヴィクトワールピサ 17.9% 17.3% ▲0.6
ダイワメジャー 16.6% 19.1% △2.5
ハービンジャー 14.4% 17.8% △3.4
ステイゴールド 14.0% 17.5% △3.5
ハーツクライ 13.0% 16.6% △3.6
タイキシャトル 12.6% 13.8% △1.2
京都競馬場で上位を占めたディープインパクト、ロードカナロア、キングカメハメハ、アドマイヤムーン、ヴィクトワールピサが数値を下げており、とくにロードカナロアとアドマイヤムーンの下げは目立ちます。逆に、ダイワメジャー、ハービンジャー、ステイゴールド、ハーツクライ、タイキシャトルは上げています。京都芝では目立たなかったダイワメジャーは阪神芝で第2位に浮上。ディープインパクトは阪神芝で若干下げますが、京都の2位以下が大きく下げているため、相対的な突出度は阪神のほうが上です。
(文=栗山求)