<大相撲初場所>◇14日目◇24日◇東京・両国国技館3月1日に65歳の誕生日を迎える常盤山親方(元小結隆三杉)が、定年の…
<大相撲初場所>◇14日目◇24日◇東京・両国国技館
3月1日に65歳の誕生日を迎える常盤山親方(元小結隆三杉)が、定年の会見を開いた。初場所後に常盤山部屋は、湊川親方(元大関貴景勝)が継承し、湊川部屋となる。
中学卒業と同時に元横綱初代若乃花の二子山部屋に入門し、15歳だった1976年春場所初土俵。34歳で引退してから30年以上がたった。「50年は今考えると、早かったなという思いです。1日1日が長いこともありますが、定年を迎えて『50年たったのか-』という思いです」と振り返った。
転機は55歳の時。貴乃花部屋の部屋付き親方だったが、後継者が出羽海一門内で見当たらなかった千賀ノ浦部屋を継承した。「私の場合、10年限定で部屋を持った。部屋を持つタイプじゃないと思っていましたが、家内は『いいんじゃないの』と背中を押してくれました」。
その2年後、貴乃花親方(元横綱)の退職により、力士たちを受け入れることになった。直後に、当時小結だった貴景勝(現在の湊川親方)が初優勝。「貴景勝が優勝という幸せを運んできて、良くないこともあったけど、頭から全部消えました。神様からのプレゼントと思っています」。
すべては力士たちのためを思って動き、やりきって迎える定年。「親方にとって弟子とは?」と聞かれると「家族みたいなもんですから、はっきり言ってかわいいです」と笑顔で答えていた。
部屋を継承する湊川親方については「いい指導者になる。厳しい時もあるし、頭もいい。いろんなことを考えながら指導してくれると思う。それを少しサポートできればいいかなと思います」と話した。
会見を終えると、湊川親方から花束を受け取った。