前節の延期に伴い、間隔が2週間空いた中で行われた第15節慶大戦。明大にとっては今季初の有観客試合となった。序盤に先制され苦しい時間が続いたが、試合終了間際に須貝主将のシュートとPKによって逆転。後期開幕3連勝を飾った。 試合開始早々の6分…

 前節の延期に伴い、間隔が2週間空いた中で行われた第15節慶大戦。明大にとっては今季初の有観客試合となった。序盤に先制され苦しい時間が続いたが、試合終了間際に須貝主将のシュートとPKによって逆転。後期開幕3連勝を飾った。

 試合開始早々の6分。ディフェンスラインからの縦パスをカットされると、フリーになっていた相手FWがシュート。前期は4-0と圧倒した相手にまさかの先制点を許す。攻め込むことはできていた明大だったが「プレーの質に課題があった」(須貝)。慶大の堅い守りに阻まれあと1本が出ず、決定機を逃したまま試合を折り返す。

 待望の瞬間が訪れたのは試合時間もあとわずかという86分。力安からファーに上がったクロスに須貝が反応した。ゴール前で相手DFの裏から抜け出ると「とにかくボールに食らいつこうと身体を投げうった」。主将の意地を見せたダイビングヘッドが起爆剤となる。

 同点弾で勢いづくと、直後の90分にセットプレーで佐藤瑶がPKのチャンスをもぎ取る。逆転の正念場に選手たちや栗田大輔監督からキッカーに推されたのは須貝。「思いっきり、悔いないように」と振り抜き、ゴールど真ん中に突き刺した。

 たった4分の逆転劇は、訪れたファンの胸を打ったはずだ。「観客がいる中で試合ができることは改めて幸せだと感じた」(佐藤瑶)。会場非公開で行われる次節は国士大とのカード。前期には0-3で敗れた因縁の相手だ。雪辱を果たし、リーグ優勝へ一歩進みたい。

[田崎菜津美] 

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試合後のコメント

栗田監督

――須貝選手、佐藤瑶選手の良いところを教えて下さい。

 「精神面の部分はどの選手も四年生なのでしっかりしていますが、プレー面で言うとやはり運動量ですね。今日も14キロ近く走っているので、突出するくらいの運動量を持っています。佐藤瑶はヘディングが強いですし、まだ荒いですが良くなるんじゃないかなと思います」

須貝

――2点目のPKは栗田監督からも指名されましたが、いかがでしたか。

 「自分はキャプテンでもあるし、やっぱりここでチーム勝たせたいという気持ちも強かったので、PKもらったときに自分が蹴ろうと思っていました。周りの選手も須貝行けと、監督も任せてくれたので絶対決めてやろうという気持ちでした」

佐藤瑶

――後半の少ない時間で2点取ったことについていかがですか。

 「1点取ってからもう1点取れるチームは何かしらチームとして成長できていると思うので、苦しい試合ではありましたが、チームとして良くなる材料はたくさんあったのかなと思います」

――次節への意気込みをお願いします。

 「前期で負けている相手なので、天皇杯では勝ちましたけど、相手がフルメンじゃなかったというのも悔しいです。早稲田も勝っているので、早稲田のことはあまり気にしてはいけないですが、前期負けている相手に二度負けてはいけないので絶対勝ちたいと思います」