「春の高校バレー」として開催される第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は…
「春の高校バレー」として開催される第73回全日本バレーボール高等学校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は31日、宮城など3府県で本大会に出場するチームが決まった。宮城の決勝では、女子は前回の本大会で準優勝した古川学園が16年連続で、男子は仙台商が3年ぶりに全国切符をつかんだ。本大会は東京体育館(東京・渋谷区)で来年1月5日に開幕し、10日に男女の決勝を実施する。新型コロナウイルス感染防止のため無観客で開催される。
2枚だろうが、3枚だろうが、ブロックの上からボールをたたきつけた。古川学園のエース、バルデス・メリーサ(3年)がスパイクで24得点。利府をストレートで下し、16年連続で全国の舞台に乗り込む。
「チームのみんなが頑張ったから優勝できた。うれしい」
最高到達点325センチを誇るキューバからの留学生。2年生で出場した今年1月の本大会は東九州龍谷(大分)に敗れ、準優勝に終わった。「次は誰にも負けない。強くなる」と決勝の翌日から練習。「最後まで跳び続けられなかった」と体力面の弱点を克服するため、雨の日も走り込んだ。
岡崎典生監督も「私が日本一にするんだという気持ちがすごい。去年は子供だったが、一皮むけた」と認める。よりスムーズに会話できるようにと助詞を勉強。試合中も積極的に下級生に声をかけるなど、柱としての自覚が成長を後押しする。
「日本一を取る」。古川商時代の1999年大会以来の全国制覇へ、スケールアップした留学生エースが春高のコートで再び、躍動する。(武田千怜)
バルデス・メリーサ
2002(平成14)年10月8日生まれ、18歳。キューバ出身。3歳でバレーボールを始めた。15歳でキューバから日本に留学。来日時に観戦した16年の全国高校総体がきっかけで、古川学園への進学を決めた。自分で考えたという名前の漢字は「芽里沙(メリーサ)」。185センチ。最高到達点は325センチ。