2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第11日目。NPBイースタン選抜は前回の対戦で8対4で勝利を収めている欧州選抜と試合を行った。先発オーダーは、以下のメンバーになった。1(中)オコエ瑠偉(東北楽天)2(遊)増田大輝(読売巨人)3(二…

2016年アジアウインターリーグ(台湾)の第11日目。NPBイースタン選抜は前回の対戦で8対4で勝利を収めている欧州選抜と試合を行った。先発オーダーは、以下のメンバーになった。

1(中)オコエ瑠偉(東北楽天)
2(遊)増田大輝(読売巨人)
3(二)平沢大河(千葉ロッテ)
4(三)廣岡大志(東京ヤクルト)
5(左)青柳昴樹(横浜DeNA)
6(指)網谷圭将(横浜DeNA)
7(捕)宇佐見真吾(読売巨人)
8(二)渡辺大樹(東京ヤクルト)
9(右)山崎晃大朗(ヤクルト)

イースタン選抜は初回、四球で出塁したオコエがウインターリーグ初盗塁を決めるとこれに相手の悪送球が重なり三塁へ。続く増田も四球、盗塁で無死2、3塁とすると平沢が三遊間を破るレフト前タイムリーを放ち1点を先制。この後さらに2死1、3塁から網谷の打球が相手のエラーを誘い1点を追加した。

ストレートに力のある先発・古川侑利(東北楽天)は援護をもらうと2併殺を奪う内野守備にも助けられ3回を無失点。抜群のキレを誇る左腕・成田翔(千葉ロッテ)も2回を投げて得点を許さず、この間に打線は4回に増田のタイムリー、5回には2死から作ったチャンスで渡辺が2点タイムリーを放ちリードを6点に広げた。

先制、中押しといい形で試合を有利に進めると6回にもオコエがこの日2つ目の盗塁を決め、前日に続いて4番を任された廣岡があとわずかでスタンドインというレフトフェンス直撃のタイムリー3塁打を放ち追加点。打撃が売りの網谷にもタイムリーが飛び出し、小刻みな得点で8点を奪った。

打撃陣が奮起するのと同様、投手陣も古川、成田が無失点リレーを見せると6回以降は、角度のある球を投げ込む原嵩(千葉ロッテ)、沖縄出身のトルネード右腕・與那原大剛(読売巨人)、3年目の石橋慶侍(東京ヤクルト)と身長185cm以上の長身投手が相次いでマウンドに上がり流れを相手に渡さない。最後は前日に崩れた福地元春(横浜DeNA)が締め逃げ切りに成功。

試合前の時点では2勝3敗2分と予想に反して苦しい戦いの続いていたイースタン選抜だが、この勝利で勝率5割に復帰。打線にもつながりが生まれつつあり、今後へ向けて明るい材料が揃ってきた。

欧選抜 000 001 001 2
イ選抜 210 122 00× 8