全日本選手権出場への第一歩となる今大会。男子は山隈太一朗(営2=芦屋国際)が初優勝を果たし、松井努夢(政経1=関西)が総合14位、堀義正(商1=新渡戸文化)が総合15位に。東日本へは全員が進出する。◆10・9~11 東京選手権(ダイドード…

 全日本選手権出場への第一歩となる今大会。男子は山隈太一朗(営2=芦屋国際)が初優勝を果たし、松井努夢(政経1=関西)が総合14位、堀義正(商1=新渡戸文化)が総合15位に。東日本へは全員が進出する。

◆10・9~11 東京選手権(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼シニア男子(総合)
1位山隈 太一朗167.35
14位松井 努夢104.00
15位堀 正義102.65
▼シニア男子(FS)
1位山隈 太一朗109.69
13位堀 正義70.17
16位松井 努夢63.91

 東京選手権初優勝を手にした山隈に笑顔がこぼれた。昨年度は惜しくも2位で終わった同大会。SP(ショートプログラム)を5位で通過し「今年も無理かなと思っていた」(山隈)。それでもFS(フリースケーティング)に向けて気持ちを切り替えて臨んだ。冒頭では4回転サルコウに挑戦。惜しくもステップアウトとなったが「その後はしっかりまとめられてよかった」と収穫に。続けてトリプルアクセルからの3連続ジャンプも取り入れるなど攻めた構成をまとめ上げ、FS1位に。SPからの逆転優勝で、成長を見せつけた。

 ルーキーも活躍を見せた今大会。松井、堀ともに本調子ではないながらも大きく力強い演技を披露。1年生ながら堂々とした演技でデビューを飾った。

 今大会出場した3人は東日本選手権へと駒を進める。新型コロナウイルスの影響により、イレギュラーなシーズンを過ごしている今年度。調整が難しいが試合毎に課題を修正し、ミスをなくしてけるかが全日本出場へのカギとなる。ここからさらに調子を上げて、全日本へと駆け上がる。

[中野拓土]