セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、自身のコーチであり、多方面で活躍するパトリック・ムラトグルー氏を取り上げたNetflixの映画「The Playbook(作戦帳)」について、彼を誇りに思っていると公言。ムラトグルー氏がセレナについて語っ…

セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、自身のコーチであり、多方面で活躍するパトリック・ムラトグルー氏を取り上げたNetflixの映画「The Playbook(作戦帳)」について、彼を誇りに思っていると公言。ムラトグルー氏がセレナについて語っているシーンの映像をSNSでシェアし、その映画を称賛した。Tennis World USAが報じている。【実際の投稿】セレナのコーチのムラトグル-がNetflixの映画の紹介映像

「パトリック・ムラトグルー、あなたを誇りに思うわ。Netflixの“The Playbook”でのあなたの物語は感動的よ。あなたはいつも、私がもっと自分の力を引き出せるように背中を押してくれる。それは素晴らしいことだわ。あの時電話をして本当によかった。この映画は必見ね」とウイリアムズはInstagramに投稿。

その映像の中で、ムラトグルー氏は「翌日、彼女(セレナ)からメッセージが届いた。“ウィンブルドン”に向けて準備したいから、あなたのところで練習していいかってね。私は“もちろん、明日おいで”と答えた」

「彼女は“私はまた世界一に戻りたい。私のプレーをどう思う?何をすればいいかしら?”と言った。大切な質問だ。私は思った、チャンスは一度だけだと。史上最高の選手をコーチできる機会は人生でこの一度きりなんだって。正しいことを的確に指摘できなければ、それで終わりだ。完璧にならなければならない。基本的に、私が言ったのはこうだ。“まず、君にはまだまだ伸びしろがあると思う”…」と語っている。

Netflixによれば「“The Playbook”は、スポーツや人生における成功を導くために実践しているルールを明かしてもらいながら、伝説的なコーチたちの人物像を描く映画」だそうだ。

登場するコーチは、ムラトルグルー氏のほか、NBAのロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース、アメリカ女子サッカー代表チームを2度のワールドカップ優勝に導いたジル・エリス、サッカープレミアリーグのジョゼ・モウリーニョ、殿堂入りした女子バスケットボール選手でコーチのドーン・ステーリーら。

ムラトグルー氏は、映画を称賛するセレナの投稿に次のように返信。「セレナ、応援を本当にありがとう!素晴らしい旅路だね!」セレナは現在、今年の「全仏オープン」を棄権せざるを得なくなった原因であるアキレス腱の怪我から回復中だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」でのムラトグルー(左)とセレナ(右)

(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)