原に及ばなかった小祝「朝から入れられなかったのが負けた要因」 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終日が4日、福岡・ザ・クラシックGC(6761ヤード・パー72)にて無観客で行われ、単独首位で出た原英莉花(日本通運)が通算16アンダ…

原に及ばなかった小祝「朝から入れられなかったのが負けた要因」

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン最終日が4日、福岡・ザ・クラシックGC(6761ヤード・パー72)にて無観客で行われ、単独首位で出た原英莉花(日本通運)が通算16アンダーでメジャー初優勝を果たした。黄金世代同士の最終組対決で4打差の2位に終わった小祝さくら(ニトリ)は6バーディー、2ボギーの68で回り、12アンダーで今季2勝目はならなかった。ホールアウト後は2日間同組でプレーした原に対して「自分が勝てる要素がなかった」と脱帽している。

 4打差で出た小祝。前半は共に1アンダーだったが、12番でバーディーを奪って3打差に猛追。しかし、原も12番で伸ばしてすぐに4打差となった。15番でもバーディー。粘りを見せたが、原には届かなかった。

「スタートまでは前半で2打差ぐらいまでに持って行ければいいかな、と思っていたんですけど、出入りの激しいゴルフになってしまって。朝からガンガン入れられなかったのが負けた要因だと思います」と振り返った。

 小祝もこの日68と4つスコアを縮めながら、原との差は縮まらなかった。「前半は自分もショットが上手く行かないホールが何ホールかあったので、自分が勝てる要素というのが無かったのかな。そういう時もあるのかな、と思いながらプレーしていました」と冷静に分析しながらコースを回っていたという。

 黄金世代で国内メジャー優勝は畑岡奈紗、渋野日向子に次いで原が3人目。小祝にとっても手の届くところにあったと自覚している。「今年は奈紗ちゃんや外国選手が来ていなかったので、自分にもチャンスがあったので。チャンスあるのに掴めないことが自分では多いので。そういうことで、まだまだなんじゃないかなと思いますね」と話した。

 プライベートでの一緒に釣りに出かけたり、映画を見たりするという原との争いで優勝にはあと一歩及ばなかった。この悔しさが小祝を強くするはずだ。(THE ANSWER編集部)