名将エディー・ジョーンズのもとで快進撃を続ける欧州チャンピオンのイングランド代表は、26日に地元トゥイッケナムでアルゼンチン代表相手に手こずったものの、27-14で制してテストマッチ12連勝、年間13戦全勝に王手をかけた。 両チーム合わせ…

 名将エディー・ジョーンズのもとで快進撃を続ける欧州チャンピオンのイングランド代表は、26日に地元トゥイッケナムでアルゼンチン代表相手に手こずったものの、27-14で制してテストマッチ12連勝、年間13戦全勝に王手をかけた。

 両チーム合わせて2枚のレッドカードと4枚のイエローカードが出る荒れた試合となった。
 イングランドは開始早々、WTBエリオット・デイリーがハイボールを確保しようとジャンプして空中にいたアルゼンチン選手に体をぶつけ、レッドカードをもらい、14人での戦いを強いられる苦しい展開となった。

 しかし、PGで得点を重ね、前半28分には敵陣深くで相手の落球からチャンスとなり、アルゼンチンのWTBマティアス・オランドが故意の反則をしたためペナルティトライを獲得。16-0とリードした。
 だが、この日のイングランドは規律が悪く、前半終了間際、PRダン・コールにイエローカードが出されて13人となり、流れが変わった。アルゼンチンはゴール前スクラムで優勢となり、持ち出したNO8ファクンド・イサがトライを挙げ、16-7で前半を終える。

 数的有利のアルゼンチンは後半早々、自陣22メートルライン付近からボールを回して左サイドを突破し、その後もつないでチームトライを獲得、16-14と2点差に迫った。

 それでも、イングランドはCTBオーウェン・ファレルの連続PGで8点差とし、相手にイエローカードが出て14人対14人となった直後の67分(後半27分)には、WTBジョニー・メイが左タッチライン際を駆け抜けて大きな5点を追加。

 終盤、イングランドに3枚目のカード(イエロー)、アルゼンチンにはレッドカードが出たが、27-14のスコアは変わらず、ホームチームの勝利となった。

 年間13戦全勝を目指すイングランド代表は、12月3日にトゥイッケナムでおこなわれるラストゲームで、6月のリベンジに燃えるオーストラリア代表と対戦する。