FCバルセロナは12日、エスタディオ・ヨハン・クライフでジムナスティック・タラゴナと今シーズン初めてのプレシーズンマッチ…
FCバルセロナは12日、エスタディオ・ヨハン・クライフでジムナスティック・タラゴナと今シーズン初めてのプレシーズンマッチを行い3-1で勝利した。
ロナルド・クーマン新監督は戦前の予想通り4-2-3-1を採用。メッシを偽9番として最前線に配置しグリーズマンをトップ下、ウスマン・デンベレが左サイド、右には今季から加入したペドリが先発起用された。ダブルピボーテにはセルヒオ・ブスケツとカルレス・アレニャというサプライズもあった。監督は予告通り45分で2チームを入れ替える形式をとった。
クーマンのチームを取り巻く多くの疑問は、少なくとも少しずつ解消され始めた。チームの質でナスティッチを上回り、トリンカオとペドリの希望に満ちたデビューやコウチーニョの高いモチベーション、デンベレの復活という朗報もあった。
先制はバルサの5分、右サイドのセルジ・ロベルトのグラウンダーのボールを受けたデンベレがキックフェイントで相手選手をかわして右足でゴールネットを揺らした。昨年10月6日以来の得点となるフランス人FWがクーマン・バルサでの初ゴールを記録している。
ブスケツからの浮き球をボックス内で胸でコントロールしたペドリの落としをセルジ・ロベルトが右足で狙うがシュートはゴールキーパーにセーブされる。
バルサの追加点は17分、ピケが倒された獲得したペナルティキックだった。通常ではメッシが蹴る場面だが、彼はグルーズマンにボールを託した。今季から背番号7を背負うフランス人はゴールキーパーの逆を突いてゴール左に蹴り込んだ。
アレニャとブスケツのダブルピボーテの後方のスペースを何度か使われたバルサは30分に失点。左右に振られると、最後はボニーリャに鮮やかな左足ミドルを叩き込まれた。
負荷の高いプレシーズンでのトレーニング真っ最中であり、30分を過ぎたあたりから選手達の脚は重い感じが見受けられた。メッシの右サイドから得意のカットインシュートはゴールを捉えられず。練習開始から1週間弱では流石のレオもコンディションは上がっていなかった。
クーマンは後半に11人全員を交代。トリンカオがデビューを果たし、リスボンで8-2の勝利を収めたコウチーニョもピッチに立った。リキ・プッチ、アラウホ、クエンカと平均年齢を落とした。
最も精力的にスタートしたのが14番を背負ったコウチーニョだった。ドリブルでの中央突破からヒールでブライトバイテの決定機を演出した。50分にネルソン・セメドのクロスが相手選手の手に当たってペナルティを獲得。これをコウチーニョが独特のステップを刻んで右下に流し込んだ。
もう一人の新加入選手トリンカオはコウチーニョやリキ・プッチと良質なコンビネーションを見せた。右サイドだけではなく中央に入ってきての連携は興味深いものだった。コンラッドがオフサイドにはなったものリキとのワンツーから最終ラインの背後に浮き球を通したプレーは見事だった。
決定機の回数ではセカンドチームの方が多く作り出した。コンラッドがドリブルで潰れた所にいち早くサポートに入ったコウチーニョがGKを強襲するシュートを打てば、このブラジル人はスルーパスでコンラッドの決定機を演出。19歳のFWは惜しくも決め切ることができなかった。
最終盤にはデ・ヨングとの関係からブライトバイテがゴールキーパーと1対1を向けるなど多くのチャンスを作り出している。
この試合で最も際立っていたのはコウチーニョを含めた新加入の3選手だった。