サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。 この企画『Beautiful Free …

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、レアル・ベティスのフランス代表FWナビル・フェキルがリヨン時代に決めたフリーキックだ。

名門リヨンの下部組織で育ったフェキルは、2013年にファーストチームに昇格。その年の8月にプロデビューを飾った。さらに、翌年の4月にプロ初ゴールを決めると、2015年にはリーグ・アン年間最優秀若手賞を受賞。ビッグクラブからの関心もあった中、2019年夏にベティスへと加入している。

テクニックとスピードを兼ね備えたドリブルを一番の得意とするフェキルだが、2018年9月15日に行われたリーグ・アン第5節のカーン戦では、見事なFKも決めている。

ゴールレスで迎えた前半45分、リヨンはゴール正面右の好位置でFKを獲得する。キッカーのフェキルが独特のステップから左足を振り抜くと、壁の外側を通す低弾道のシュートを放った。壁を越えるシュートを予想していたGKは完全に逆を突かれ、全く反応できずにボールはネットを揺らした。

フェキルは2019-20シーズンも公式戦33試合7ゴール7アシストを記録。スペインの地でも結果を残している。