サム・ウォーバートン主将、アラン=ウィン・ジョーンズ、ダン・リディエイト、アレックス・カスバート、ジェイミー・ロバーツ、ジョナサン・デーヴィス、そしてリー・ハーフペニーも、リベンジへの思いは強いだろう。2013年6月、4年に一度結成される…
サム・ウォーバートン主将、アラン=ウィン・ジョーンズ、ダン・リディエイト、アレックス・カスバート、ジェイミー・ロバーツ、ジョナサン・デーヴィス、そしてリー・ハーフペニーも、リベンジへの思いは強いだろう。2013年6月、4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに選出されオーストラリアにいたこの7人は、あのとき来日していなかった。彼らを除いた若手中心のウェールズ代表は、過去一度も負けたことがなかった日本代表に屈辱的な敗北を喫する。東京・秩父宮ラグビー場、8-23の結果は、テストマッチ記録としてウェールズラグビー史に刻まれた。
それ以来の再戦。今度は地元カーディフのプリンシパリティスタジアム(ミレニアムスタジアム)で対戦する。11月19日の日本代表戦に、ウェールズ代表は先発15人でキャップ総数616の豪華メンバーをそろえてきた。
先週のアルゼンチン戦からはスターターの顔ぶれは10人変わったが、同試合で24-20の勝利に貢献しマン・オブ・ザマッチに選ばれたハードワーカーの103キャップLO、アラン=ウィン・ジョーンズは日本戦でも先発する。頬骨の骨折と首の負傷を克服したウォーバートンはキャプテンマークを取り戻し、7番で出場することとなった。試合登録メンバーのうち13人(先発10人)が昨年のワールドカップでベスト8入りを果たしたメンバー。日本戦に先発するスターBKのハーフペニーとジョナサン・デーヴィスは怪我でワールドカップには参加できなかったため、今回のバックラインの方が強力なラインナップかもしれない。
来年7月まで2017ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの仕事に専念するウォーレン・ガットランド ヘッドコーチに代わって指揮を執るロブ・ハウリー ヘッドコーチ代行は、近年はFBでプレーすることが多かったハーフペニーを右WTBで起用し、ハーフペニーが不在だった今年のシックスネーションズで15番をつけたリーアム・ウィリアムズにチャンスを与えた。
期待の若手選手も多く、2013年のIRB(現ワールドラグビー)年間最優秀ジュニア選手であるSOサム・デーヴィスがベンチ入り。また、10月におこなわれた欧州チャレンジカップの2試合で5トライを挙げ脚光を浴びた18歳のスピードスター、WTBキーラン・ジャイルズがリザーブに名を連ね、日本戦が記念すべきデビュー戦となるかもしれない。
1.ニッキー・スミス(オスプレイズ) 2.スコット・ボルドウィン(オスプレイズ) 3.サムソン・リー(スカーレッツ) 4.コリー・ヒル(ニューポート) 5.アラン=ウィン・ジョーンズ(オスプレイズ) 6.ダン・リディエイト(オスプレイズ) 7.サム・ウォーバートン(主将/カーディフ) 8.ジェームズ・キング(オスプレイズ) 9.ロイド・ウィリアムズ(カーディフ) 10.ガレス・アンスコム(カーディフ) 11.アレックス・カスバート(カーディフ) 12.ジェイミー・ロバーツ(ハーレクインズ) 13.ジョナサン・デーヴィス(スカーレッツ) 14.リー・ハーフペニー(トゥーロン) 15.リーアム・ウィリアムズ(スカーレッツ)
〔リザーブ〕
16.クリスチャン・デイシー(カーディフ) 17.リース・ギル(カーディフ) 18.スコット・アンドリューズ(カーディフ) 19.ジェイク・ボール(スカーレッツ) 20.ロス・モリアーティ(グロスター) 21.ガレス・デーヴィス(スカーレッツ) 22.サム・デーヴィス(オスプレイズ) 23.キーラン・ジャイルズ(オスプレイズ)