弊部記者が全5回にわたり、他大学の戦力分析をお届けしてきたこの企画。最終回は17日に対戦する東大だ。小林、辻居という投打の大黒柱が抜けた赤門ナインだが、井手新監督の元、今春はかなり粘り強い戦いを見せている。 東大の先発は西山。今春法大戦で…

 弊部記者が全5回にわたり、他大学の戦力分析をお届けしてきたこの企画。最終回は17日に対戦する東大だ。小林、辻居という投打の大黒柱が抜けた赤門ナインだが、井手新監督の元、今春はかなり粘り強い戦いを見せている。

 東大の先発は西山。今春法大戦でリーグ戦デビューを果たした2年生右腕だ。ここまでの4戦、先取点を取れていない明大にとっては、この西山を序盤にマウンドから降ろすことが一つの大きなカギとなるだろう。

 救援陣の中心は眼鏡がトレードマークの小宗だ。1年次からリーグ戦に出場している左腕は、今春ここまでの全試合に登板。当然、明大戦でも勝負所での起用が予想される。

 打線を引っ張るのは、リーグ戦経験豊富な4年生たちだ。主将を務める笠原はリードオフマンとして打率を3割に乗せており、警戒必須。3番を打つ石元は、昨春入江大生投手(政経4=作新学院)から、昨秋は森下暢仁選手(令2政経卒・現広島東洋カープ)から本塁打を放っている。また、4番・岡、5番・武隈の長打にも注意が必要だ。

 投打ともにかみ合わず、4連敗中の明大。最終戦で意地を見せ、秋へとつながる1戦としたい。

 両校スタメンは以下の通り。

◆先攻・明大◆

1二 藤江

2中 陶山

3三 公家

4一 清水風

5捕 篠原

6右 西川

7左 明新

8遊 西山

9投 髙橋

◆後攻・東大◆

1二 笠原

2遊 早川

3三 石元

4中 岡

5左 武隈

6捕 大音

7一 井上慶

8投 西山

9右 梅山

[小野原琢真]