白石侑也(商1=江戸崎総合)などルーキーを迎え、新チームとして挑んだ初めての大会。2人の表彰台入りをはじめ各々が好成績を残し、2つの団体と3種目総合で2位に輝いた。◆8・13~16 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)▼第55関東学生賞典…

 白石侑也(商1=江戸崎総合)などルーキーを迎え、新チームとして挑んだ初めての大会。2人の表彰台入りをはじめ各々が好成績を残し、2つの団体と3種目総合で2位に輝いた。

◆8・13~16 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)

▼第55関東学生賞典障害馬術大会

▽個人

 3位 石井〈パトリシアM〉

 7位 高橋〈アクレイラスM〉

 10位 白石〈プライムローズM〉

 12位 鹿戸〈オーロラボレアリス〉

※石川〈明鳳〉は失権

▽団体

 2位 明大

▼第55回関東学生賞典馬場馬術大会

▽個人

 8位 安田〈明紫〉

 17位 石井〈明桑〉

 27位 高橋〈プライムローズM〉

▽団体

 5位 明大

▼第71回関東学生賞典総合馬術大会

▽個人

 3位 高橋〈明鳳〉

 6位 鹿戸〈プライムローズM〉

 7位 白石〈カルロッタM〉

 13位 榮〈明輝〉

 19位 石井〈パトリシアM〉

▽団体

 2位 明大

▼3種目総合

 2位 明大

 新チームで幸先の良いスタートを切った。情勢を考慮し延期され、厳しい暑さの中開催された今大会。部の活動も最低限の練習に制限され、いつもとは違う状況で迎えた。それでも強さは揺るがない。総合馬術では、初日の馬場で大きなミスなく団体2位に。勢いそのままに、翌日のクロスカントリーでも失権者を出さず5人中4人が減点0。周囲に差をつける。障害では高橋義明(政経3=京産大付)や石井李佳主将(商4=関東国際)が減点0と安定ぶりを見せ、順位変わらず団体2位。王者・日大にはあと一歩届かなかったものの、3年ぶりに3種目総合でも準優勝を果たした。

 「前の明治に戻ってきた」(石井)。全日本学生三大大会17連覇というかつての栄光を失い、近年は団体入賞を逃していた明大。その中で現れたルーキーの存在は大きい。石川傑(農1=北海道浦河)は障害馬術に出場。白石も総合馬術に出場し、1年生らしからぬ活躍で7位入賞を果たした。日大との団体成績の差は障害馬術で4点、総合馬術で15.7点とわずか。かつての輝きを取り戻しつつある。「まずは障害、総合で日大を破り、対外的にも明大の強さを印象付ける」(佐藤五志監督)。全日本学生三大大会では王者を倒し優勝を狙う。

[波木井里紗]

試合後のコメント

佐藤五志監督

――新チームはいかがですか。

「これまで石井、高橋、鹿戸(雄翔・農2=江戸崎総合)の3人で団体戦を戦っていたが、団体戦は3人での成績なので、1人でも失敗すると団体成績が付かず不安定でプレッシャーが掛かっていました。しかし白石が入ったことで、誰か1人が失敗しても残りの選手でカバーできる状況になりました」

石井主将

――今大会の振り返りをお願いします。

「自分が1年生の時の4年生が抜けてから成績がいまいちになっていましたが、新しく入ってくれた1年生の頑張りもあって、団体も前の明大に戻ってきたのかなと思える結果を出せました」

高橋

――団体2位という結果ですが、勝因は何ですか。

「1年生が入ってきて、今大会では2人が障害馬術と総合馬術で出ました。乗れる子が入ってきて、みんなが団体で成績を残そうという意識に少しずつなってきたと思います。そこが今回2位になれた要因かなと思います」

――今後の目標をお願いします。

「昨年は全学で個人障害5位、総合が3位だったので、今年も障害総合2種目とも表彰台を目指し、順位も去年より上を目指して頑張りたいです。団体も昨年は3位で、今年は2位とあと少しで日大も追い越せる位置まで来ています。団体優勝できるようになっていきたいです」