テニスの世界ランキング22位であるブノワ・ペール(フランス)と言えば、癇癪持ちで有名だ。彼はしばしばコート上で冷静さを失い、自慢できないような行動をとる。そして何度もラケットを破壊しては、罰金…

テニスの世界ランキング22位であるブノワ・ペール(フランス)と言えば、癇癪持ちで有名だ。彼はしばしばコート上で冷静さを失い、自慢できないような行動をとる。そして何度もラケットを破壊しては、罰金を科せられている。そんなペールについてウェブメディアEssentially Sportsが報じた。【実際のツイート】ペール本人は納得の行動!?

ペールは現在、有名なプロテニスコーチであるパトリック・ムラトグルー氏が主催するエキシビション大会「アルティメット・テニス・ショーダウン2」に出場している。先日ペールはフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)との試合中に腹を立て、ラケットを観客席に放り投げた。幸いなことに無観客なので、危険はなかった。

そしてコート外でもペールは手厳しかった。Twitterにラケットを放り投げるペールの姿がアップされると、「若者たちに何て良い手本だ。テニスの将来は明るいね」という皮肉なコメントがついた。するとペールはそのコメントの文法の誤りを指摘し、「学校に戻れ。この文は若者たちに良い手本じゃないからな」と反撃。

昨年、ペールはインタビューで語っている。「俺の態度はこれでいいのさ。人々は俺がラケット破壊するのを待っているんだ。俺は試合に集中している、気が散ったりなどしていない。態度については話す必要もない。これでいいし、このまま続けるさ。俺はそれで冷静さを失ったりしない」

テニスに癇癪持ちはつきものだ。ニック・キリオス(オーストラリア)しかり、ファビオ・フォニーニ(イタリア)しかり。それが彼らのスタイルということかもしれない。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2020年「ATP250オークランド」でのペール

(Photo by Hannah Peters/Getty Images)