最多となる14度目のFAカップ優勝を果たしたアーセナルが、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保した。 今シーズンのアーセナルは、シーズン序盤から勝ち切れない試合が続き、中位に低迷。12月にウナイ・エメリ監督を解任し、ミケル・ア…

最多となる14度目のFAカップ優勝を果たしたアーセナルが、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保した。

今シーズンのアーセナルは、シーズン序盤から勝ち切れない試合が続き、中位に低迷。12月にウナイ・エメリ監督を解任し、ミケル・アルテタ監督を招へいした。

2020年に入ってからは8戦無敗と調子を取り戻したアーセナルだったが、中断明けは不安定な戦いに終止。結局8位でシーズンを終え、来シーズンのヨーロッパの大会とは無縁の順位に終わっていた。

1996-97シーズン以来続く、ヨーロッパの大会出場が途切れかけたアーセナルだったが、FAカップでチェルシー相手に見事な逆転勝利。これにより、2020-21シーズンのEL出場が決定。25年連続でのヨーロッパの大会出場を確保した。

これにより、来シーズンは最多で8クラブがプレミアリーグからヨーロッパの大会に出場する可能性がある。

現時点では、リバプール(首位)、マンチェスター・シティ(2位)、マンチェスター・ユナイテッド(3位)、チェルシー(4位)がチャンピオンズリーグ(CL)に、5位のレスター・シティとアーセナルがELに出場。6位のトッテナムは、マンチェスター・シティがEFLカップ(カラバオカップ)を優勝しているため、EL予選2回戦に回ることが決定していた。

残すはリーグ7位のウォルバーハンプトン。チェルシーがFAカップを優勝していれば、ヨーロッパリーグの予選2回戦から出場となったが。その可能性はなくなった。ちなみに、その場合は、アーセナルに出場権がなく、トッテナムはEL出場権を確保していた。

一方で、現在は今シーズンのELラウンド16に勝ち残っており、このまま優勝すれば来シーズンのCL出場権を確保。その場合は、プレミアリーグから8クラブがヨーロッパの大会に出場することとなる。

ウォルバーハンプトンは、8月6日にELラウンド16・2ndレグでオリンピアコスと対戦。1stレグは1-1の引き分けに終わっていた。

◆2020-21シーズンの出場権

1位:リバプール/CL出場

2位:マンチェスター・シティ/CL出場

3位:マンチェスター・ユナイテッド/CL出場

4位:チェルシー/CL出場

5位:レスター・シティ/EL出場

6位:トッテナム/EL予選2回戦

7位:ウォルバーハンプトン/CL出場の可能性(EL優勝で)

8位:アーセナル/EL出場(FAカップ優勝)