ショックの1日から立ち直ったことも語る「もう1年準備できるんだって」 柔道女子48キロ級の世界女王ダリア・ビロディド(ウクライナ)。東京五輪でも金メダル候補として注目される19歳は、大舞台が2021年に延期されたことで大きなショックを受けた…

ショックの1日から立ち直ったことも語る「もう1年準備できるんだって」

 柔道女子48キロ級の世界女王ダリア・ビロディド(ウクライナ)。東京五輪でも金メダル候補として注目される19歳は、大舞台が2021年に延期されたことで大きなショックを受けたようだ。IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」のインタビューで、延期決定に涙したことを明かしている。

 同メディアは「五輪では、ライバルは自分」という見出しで記事を掲載。自宅でビデオインタビューを受けたビロディドは、五輪延期決定時に大きなショックを受けたことをこう明かしたという。

「延期が決まったとき、私はとてもガッカリしたわ。そこから体を震わせて、数時間泣いていたの。その事実を受け入れることは私にとって難しいことだった。だけど数日経って、もう1度考え直してみたの。もう1年準備出来るんだって考えられたわ」

 子どものころから2020年の五輪を待ち続けていたというビロディド。一度は落ち込みながらも、現在はショックから立ち直っているようだ。昨年の世界選手権で連覇を達成するなど強さを誇る19歳。五輪でのライバルについて問われると、こう答えている。

「五輪ではライバルは自分。これは確かだわ。だからもし自分の感情、興奮をコントロール出来たら、私はどんな相手も倒せると思うわ。1番大切なことは頭を冷静にして戦うこと。落ち着いてどんな相手とも戦っていきたい」

「私は、柔道は屈指の美しさをもつスポーツだと考えているわ。とても面白くて魅力的。とにかく私は柔道の全てが好きだわ(笑)」とも語っているビロディド。美人柔道家としても注目されるが、五輪、柔道に対する情熱は並大抵ではないようだ。(THE ANSWER編集部)