112日遅れの開幕戦、渋野日向子「やっぱり少し緊張しました」 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子…

112日遅れの開幕戦、渋野日向子「やっぱり少し緊張しました」

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れていた女子ゴルフのアース・モンダミンカップが25日、無観客試合として千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で開幕した。渋野日向子(サントリー)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、イーブンパーで初日を終えたが、開幕戦でプロ初となる規定違反の罰を受けた。

 コロナ禍で112日遅れとなった開幕。初日は降雨によるコースコンディション不良のため、第1組は1時間遅れの午前8時にスタートした。5番で規定違反の2打罰を受けてダブルボギーとし、10番でもボギー。それでも14、15番の連続バーディーで復調し、最終18番でもバーディーで締めてイーブンまで戻した。「(スタートは)やっぱり観客がいなくて練習ラウンド感があるのかなと思っていたけど、やっぱり少し緊張しました。本当の試合の第1打はやっぱり緊張しましたね」と振り返った。

 昨年の全英女子オープン優勝以降、大ギャラリーを引き連れてプレーした21歳。今大会は無観客試合で拍手や歓声がない。打ったボールの行方がわかりづらいことでファンの存在の大きさを痛感したという。

「(今まで)ティーショットやセカンドショットを打って、ギャラリーさんが反応してくれるのを聞きながらやっていた。ギャラリーさんがいないと(打った場所に)行って見ないと(結果が)わからない。ギャラリーさんって凄いなって感じました」

 この日は途中でチョコレートをパクリ。それでも「食べるよりも試合に必死でした」と笑顔。5番グリーンでパットのマークを戻し忘れたままプレーし、プロ人生初の罰を受けたが「試合勘を取り戻すのに時間がかかりました。明日以降、もっとバーディーを獲れるようにもっと攻めのプレーができるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。(THE ANSWER編集部)