久保建英の能力が証明されている。ラ・マシアの至宝の一人がレアル・マドリーに加入した昨年夏の出来事は、最も物議を醸した移籍の一つだった。 【リーガ再開!バルサは久保マジョルカ戦。マドリーは乾エイバルと対戦!サッカー見るならDAZN】 バルサは…

久保建英の能力が証明されている。ラ・マシアの至宝の一人がレアル・マドリーに加入した昨年夏の出来事は、最も物議を醸した移籍の一つだった。
【リーガ再開!バルサは久保マジョルカ戦。マドリーは乾エイバルと対戦!サッカー見るならDAZN】
バルサは久保の復帰を望んでいたが、彼は永遠のライバルに加わる決断をした。レアル・マドリーは、マシアで形成されていた日本のクラッキを引き継いだ。
久保が昨夏のプレシーズンで見せた輝きは、監督のジネディーヌ・ジダンも注目していたが、外国籍枠との兼ね合いもあり、同じディビジョンで経験を積ませるべく、マドリーは久保をマジョルカにレンタルした。
久保は十分なクオリティーを持っていたが、当初はラ・リーガのインテンシティの高さに戸惑った。マジョルカの監督ビセンテ・モレノからは守備の必要を高く求められたこともチームに適応するのに時間が掛かった要因の一つだろう。
それでも久保はここまで、リーグ戦24試合で3ゴール3アシストを記録している。中断前の直近3試合で2ゴール1アシストをマークしていることは、リーガに適応してきたことを裏付けている。特に中断前最後のエイバルとの試合でマジョルカを勝利に導いたのも彼のゴールだった。
バルサの下部組織でアンス・ファティとコンビを組んだ後、クラブが18歳未満の選手に関する規則に違反したとしてFIFAから制裁を与えたことで、アスルグラナでのキャリアは途絶えてしまった。 その結果、当初は構想に入ってなかった日本へ帰国することとなった。
JリーグのFC東京と横浜F・マリノスで経験と実績を残した久保は、18歳を迎えたと同時にレアル・マドリーにフリーで加入。年俸は120万ユーロ(約1億5,000万円)を受け取る。バルサも久保の獲得に乗り出していたが、マドリーが提示した条件を上回ることができず、獲得に失敗した。
彼自身に非はないが、カンプ・ノウには久保の決断を許さないファンもいる。それは昨年12月のカンプ・ノウでのバルサ戦を見れば分かるだろう。自分のチームでプレーすると思われた至宝が、最大の敵に渡ったことで、クレは久保に指笛を浴びせた。
彼はこの対応に「その決定は彼らのもの」と、自身が指笛に値することを認めていた。「僕は自分の決断をしたし、彼らは僕に笛を吹く権利を持っている。僕はそれに値すると思う。拍手をしてくれた人もいたし、それが僕に励ましを与えてくれた」と、久保はカンプ・ノウでの5-2の後に語っている。
先日19歳の誕生日を迎えた久保は、リーガ再開初戦で古巣のバルサをホームに迎える。現時点での彼の将来は、まだレアル・マドリーにはないように見える。多くのクラブが手を挙げる中、ベティスが彼らのサービスを受けるのに最高のポジションにいるようだ。久保は自身の価値を証明し、マジョルカを残留に導くための最後の戦いを待っている。