KLPGA選手権で20歳の朴ヒョンギョンが初優勝、米注目「世界ランク92位がついに…」 新型コロナウイルスによる大会中止期間を乗り越えた女子ゴルフの韓国ツアー。メジャー・KLPGA選手権(レイクウッドCC)が17日まで行われ、プロ3年目の朴…
KLPGA選手権で20歳の朴ヒョンギョンが初優勝、米注目「世界ランク92位がついに…」
新型コロナウイルスによる大会中止期間を乗り越えた女子ゴルフの韓国ツアー。メジャー・KLPGA選手権(レイクウッドCC)が17日まで行われ、プロ3年目の朴ヒョンギョンが通算17アンダーで涙の初優勝を果たした。“世界最速開幕”のツアーに米メディアも「ツアーの話題は『新鋭』に尽きる」と注目している。
世界に先駆けて開幕した韓国ツアー。「新鋭がKLPGA選手権で優勝。女子プロゴルフは競技再開への第一歩を刻む」の見出しで報じたのは、米専門誌「ゴルフダイジェスト」だった。コロナ禍を乗り越えた同ツアーについてこう報じている。
「平常時とは言えない状況ながらも、パク・ヒョンギョンが上げた声は見慣れた光景と呼べるものだった。17日、パクは1打差でKLPGAチャンピオンシップの優勝を飾った」
本場・米国のメディアも世界で唯一行われた大会に注目。米ツアーも中断となり、世界ランク上位を占める韓国のトップ選手が集結する大会となった。日本ツアーを主戦場とするイ・ボミやアン・ソンジュ、ペ・ソンウらも出場。実績十分の選手たちとの戦いを制した20歳について、同誌はこうつづっている。
「今回のツアーの話題はこの『新鋭』に尽きるだろう。というのも、世界ランク92位のゴルファーがついに突き抜けたからだ。KLPGA選手権が新型コロナウイルスの影響により、無観客で再開された最初の女子トーナメントという事実があったとしても、それでもパクの優勝はその事実以上に今後記憶に残るものとなるかもしれない」
感染対策にも注目「ハグと握手もエルボータッチに」
無名の20歳の優勝に驚き。さらに、選手やキャディーがマスク着用を求められていたことやハイタッチが肘同士の“エルボータッチ”で行われたことなど、感染対策についても記されている。
「クラブハウスの食事に関しても、選手は離れて席につき、ハグと握手もエルボータッチへと代わった。この他にも、検温や紫外線消毒といったさまざまな健康管理の要綱がツアーには用意されていた。優勝が決まった後、18番ホールを後にしたパクとキャディーを務めたパクの父親に、他の選手たちが社会的距離を意識した位置から、新女王を祝福するフラワーシャワーのシーンも同ツアーでは見られた」
優勝者を祝福するために、花びらを浴びせるフラワーシャワーも社会的距離を保ったまま行われた。“スポーツロス”となっている世界中から放送オファーが殺到していた今大会。コロナ禍のツアー再開を目指す米国も、韓国ツアーに注目しているようだ。(THE ANSWER編集部)