日本時間27日22時に開幕する、プロテニス選手たちによるオンライントーナメント「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。出場を予定していたガエル・モンフィス(フランス)は自身のTwitte…

日本時間27日22時に開幕する、プロテニス選手たちによるオンライントーナメント「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。出場を予定していたガエル・モンフィス(フランス)は自身のTwitterアカウントで、「ストリーミングプラットフォームの権利関係により」今回は出場できなくなったことを明かした。

ゲームソフト「テニス ワールドツアー」を介して、男女それぞれ16名ずつがテニスを競い合う今大会。大会公式サイトでは「Facebook Gaming」を用いてストリーミング配信されることが発表されている。

モンフィスは日本時間27日、「残念なことに、ストリーミングプラットフォーム間の権利関係により、僕はバーチャルのムトゥア・マドリッド・オープンに参加できない」とツイート。「選手みんなの成功を祈るとともに、次回こそプレーできたらいいなと思っているよ」

なお、モンフィスの代わりとして、同郷のブノワ・ペール(フランス)が出場することとなった。

この欠場発表に対し、ユーザーからは「あぁぁぁぁぁぁぁぁ、グループリーグの組の中で非常に強い選手だったのに。残念だ!!」「寂しいなぁ」「この世はどうなってるんだ」といった残念がる声が寄せられている。

このほかにも、冗談交じりに「バーチャルで怪我?」とコメントするユーザーも。モンフィスはこれに対して「そういうわけじゃないよ」ときちんと返答している。

今大会には、錦織圭(日本/日清食品)が出場。初日はステファノス・チチパス(ギリシャ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦することとなった。対戦スケジュールによると1試合は15分程度で予定されており、順調に進行すれば、錦織とチチパスの試合は日本時間28日2時45分頃、錦織とティアフォーの試合は3時15分頃に開始予定だ。

WOWOWメンバーズオンデマンドでは、大会の模様をライブ配信する予定だ。

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現地4月27日から30日の4日間で開催される「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。ゲームソフト「テニス ワールドツアー」を介して、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)の選手たちそれぞれ16名が自宅からバーチャルなマドリード大会に参加する。

大会公式サイトによると、大会フォーマットは次の通り。16名のシングルス選手が2つのドロー(ATPとWTA)にそれぞれ参加し、まず4つのグループに分かれる。そして、各グループの1位と2位が決勝トーナメントである準々決勝に進出するというもの。

それぞれのドローに賞金15万ユーロ(約1,744万円)が設けられており、優勝者は現在経済的に苦しんでいるテニス選手に賞金からいくら寄付するかを決めることができる。さらに追加の5万ユーロ(約581万円)は、新型コロナウイルスによる社会的影響を軽減するために活用される。

今大会グループリーグの組み分けは以下の通り。

<男子選手>

グループ1:ラファエル・ナダル(スペイン)、ブノワ・ペール(フランス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、アンディ・マレー(イギリス)

グループ2:ドミニク・ティーム(オーストリア)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ダビド・フェレール(スペイン)

グループ3:ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、錦織圭(日本/日清食品)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)

グループ4:アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、ルカ・プイユ(フランス)

<女子選手>

グループ1:カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、フィオナ・フェロ(フランス)、カルラ・スアレス ナバロ (スペイン)

グループ2:エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ジョハナ・コンタ(イギリス)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)

グループ3:ビアンカ・アンドレスク(カナダ)、マディソン・キーズ(アメリカ)、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)

グループ4:キキ・バーテンズ(オランダ)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、ドナ・ベキッチ(クロアチア)、ユージェニー・ブシャール(カナダ)

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは2020年4月27日時点

※写真は「全豪オープン」でのモンフィス

(Photo by Mark Kolbe/Getty Images)