プロテニス選手が参加するオンライントーナメント「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。大会公式Twitterで初日27日の対戦スケジュールが発表され、錦織圭(日本/日清食品)はステファノス・チチパス(ギリシャ)、フランシス・ティアフォ…
プロテニス選手が参加するオンライントーナメント「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。大会公式Twitterで初日27日の対戦スケジュールが発表され、錦織圭(日本/日清食品)はステファノス・チチパス(ギリシャ)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦することとなった。
ゲームソフト「テニス ワールドツアー」を介してテニスを競い合う今大会、まず4人ずつに分かれたグループリーグが行われる。グループ3の錦織は、チチパス、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、ティアフォーと決勝トーナメント進出をかけて争う。
現実の「ATP1000 マドリード」では2014年に準優勝している錦織。先日出場が発表された際には「このユニークな体験でマドリードの大会に貢献できることに興奮しています」と意気込んでいる。
一方、現実の「ATP1000 マドリード」の前年準優勝者であるチチパスは「ビデオゲームをしていても人生に何の役にも立たないと言っていた両親が間違っていたことを証明できて嬉しい」とユーモアを交えたコメントをしている。
またティアフォーは「世界中のファンに、自宅からの観戦を楽しんでもらえると思うよ。選手たちは、このような機会を与えてくれた主催者やスポンサーにとても感謝している」と大会への期待と感謝の意を表した。
対戦スケジュールによると1試合は15分程度で予定されており、順調に進行すれば、錦織とチチパスの試合は日本時間28日2時45分頃、錦織とティアフォーの試合は3時15分頃に開始予定だ。
ラケットをゲームコントローラーに持ち替え、競い合うこのオンライントーナメント。錦織がゲーム空間でどのようなプレーを見せるか注目される。
なお、日本時間27日22時から始まるオープニングマッチでは、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と昨年現役を引退したダビド・フェレール(スペイン)が対戦する。
WOWOWメンバーズオンデマンドでは、大会の模様をライブ配信する予定だ。
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現地4月27日から30日の4日間で開催される「マドリードオープンテニス バーチャルプロ」。ゲームソフト「テニス ワールドツアー」を介して、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)の選手たちそれぞれ16名が自宅からバーチャルなマドリード大会に参加する。
大会公式サイトによると、大会フォーマットは次の通り。16名のシングルス選手が2つのドロー(ATPとWTA)にそれぞれ参加し、まず4つのグループに分かれる。そして、各グループの1位と2位が決勝トーナメントである準々決勝に進出するというもの。
それぞれのドローに賞金15万ユーロ(約1,744万円)が設けられており、優勝者は現在経済的に苦しんでいるテニス選手に賞金からいくら寄付するかを決めることができる。さらに追加の5万ユーロ(約581万円)は、新型コロナウイルスによる社会的影響を軽減するために活用される。
今大会グループリーグの組み分けは以下の通り。
<男子選手>
グループ1:ラファエル・ナダル(スペイン)、ガエル・モンフィス(フランス)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、アンディ・マレー(イギリス)
グループ2:ドミニク・ティーム(オーストリア)、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、ジョン・イズナー(アメリカ)、ダビド・フェレール(スペイン)
グループ3:ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、錦織圭(日本/日清食品)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)
グループ4:アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ダビド・ゴファン(ベルギー)、カレン・ハチャノフ(ロシア)、ルカ・プイユ(フランス)
<女子選手>
グループ1:カロリーナ・プリスコバ(チェコ)、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、フィオナ・フェロ(フランス)、カルラ・スアレス ナバロ (スペイン)
グループ2:エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、ジョハナ・コンタ(イギリス)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ソラナ・シルステア(ルーマニア)
グループ3:ビアンカ・アンドレスク(カナダ)、マディソン・キーズ(アメリカ)、クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
グループ4:キキ・バーテンズ(オランダ)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)、ドナ・ベキッチ(クロアチア)、ユージェニー・ブシャール(カナダ)
(テニスデイリー編集部)
※為替レートは2020年4月26日時点
※写真は錦織(左)とチチパス(右)
(Getty Images)