写真:吉村真晴(左)、吉村和弘/撮影:ラリーズ編集部

Rallysでは、卓球選手の協力のもと多くのインタビューを実施し、選手たちの声を聞いてきた。

そこには、幾つもの挫折や困難に衝突し、それを乗り越え、日々卓球台に向かう選手の姿があった。

その卓球人生の中で数々の栄光、そして挫折を経験した選手たちから紡ぎ出される言葉は、我々の心に深く響き、勇気を与えてくれる。

今回は数々のインタビューの中から吉村真晴、吉村和弘の2選手の名言を抜粋してお届けする。

「ロシアリーグへの挑戦の理由は一言でいうと闘争心、それもガツガツした原始的な戦いをしたい」(吉村真晴)




写真:吉村真晴/撮影:伊藤圭

リオ五輪で日本男子卓球界初の銀メダルを獲得した吉村真晴。しかし、メディアからの取材攻勢に疲れ、「初めて」2カ月間ラケットを置いた彼を待っていたのは、唯一無二の武器、アップダウンサーブの徹底的な研究だった。

心技体を鍛え直すために吉村真晴が選んだ道、それがロシアリーグの挑戦。日本での幸せな環境と引き換えに、異国の地に何を求めたのか。

「リオ五輪以降、『物足りなさ』を感じていました。ロシアリーグへの挑戦の理由は一言で言うと闘争心です。それもガツガツした原始的な戦いをしたいんです」。

「行ってみないとわからないことだらけ。でも、やるべきことが何かはわかっている」。

物足りなさを埋めるため、自身の闘争心を掻き立てるため、ロシアに渡った吉村真晴。厳しい環境に身を置き、「ラリー力」という新たな「型」、そして土壇場の「勝負勘」を培った。

現在は新たな舞台としてTリーグ、琉球アスティーダを選び、キャプテンとしてチームを引っ張る。最終戦では神巧也(T.T彩たま)を破る値千金の勝利を挙げ、琉球を初のファイナルへと導いた。

幾多の試練を越え、メダルという最高の栄誉を手に入れ、それでもプロ卓球選手として進化を続ける吉村真晴の素顔に迫った。

「兄弟対決でも、どこでも1番を目指す それが僕のプライドです」(吉村和弘)




写真:吉村和弘/撮影:伊藤圭

高校最後のインターハイでまさかの県予選敗退を喫し、卓球人生最大の壁にぶち当たった吉村和弘。しかし、日本リーグでの活躍、そしてブンデスリーグへの挑戦で本来ののびのびしたプレーを取り戻し、長いスランプを己の力で乗り越えた。

「かなり悩んで苦しんだので…..もういいかなって思いますね」と苦笑しつつ言う彼は、2017年の全日本選手権で準優勝を果たし、「真晴の弟」ではなく、一人の卓球選手として、「吉村和弘」の名を全国に知らしめた。

そんな彼の叶えたい夢、それは兄・真晴と全日本の決勝で兄弟対決すること。

「真晴からすると絶対負けられないし、プレッシャーがすごいんでやりたくないみたいですが、自分は思い切ってやれる。勝って兄よりも強いと言われたい。兄弟対決でも、どこでも1番を目指す。それが僕のプライドです」。

現在はTリーグの岡山リベッツでプレーし、自慢の両ハンドにさらに磨きをかける。

「ただ強くなりたい」。己の卓球道を突き進む吉村和弘の生き様とは。

今回は吉村真晴、和弘の2選手の名言を紹介した。それぞれ異なる卓球人生を生きてきた2人から紡がれる言葉には、我々に勇気をくれる確かなパワーがある。

皆さんも数あるインタビューの中から自分の支えになるような名言を探してみてはいかがだろうか?

文:ラリーズ編集部