■雰囲気って何?「いい雰囲気のお店だね」「なんだかイヤーな雰囲気だった」「すごく雰囲気のいい人ね」「ちょっと恐そうな雰囲気」私たちはよく雰囲気という言葉を使いますが、そもそも雰囲気って、どういう意味なのでしょう。辞書によると、雰囲気とは1 …

■雰囲気って何?

「いい雰囲気のお店だね」

「なんだかイヤーな雰囲気だった」

「すごく雰囲気のいい人ね」

「ちょっと恐そうな雰囲気」

私たちはよく雰囲気という言葉を使いますが、そもそも雰囲気って、どういう意味なのでしょう。

辞書によると、雰囲気とは

1 天体、特に地球をとりまく空気。大気。
2 その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。
また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。

なんだか辞書も、アバウトな雰囲気ですね。(笑)

ですが、私たちは、雰囲気で人を見、雰囲気で感じ取り、雰囲気で決断することさえあります。

なぜなら実際は、雰囲気はアバウトなものではなく、人や物事を判断するのに大きな要素だからです。

そこで、臨床実験でも証明された自分の「雰囲気をコーディネートして理想の印象」を与えるための3つのポイントをお伝えしましょう。

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①理想の自分を決める。

自分の雰囲気は、「自分が自分自身をどう捉えているか」が、そのまま相手に伝わります。

つまり、理想の雰囲気は、自分自身で決めたとおりになるということです。

・「自分はモテる」と、心の底から思っている人はモテます。

・「自分はモテる」と、思いたい人、思おうとしているけれども、実際は自分はモテないと感じている人は、なかなかモテません。

・「自分はモテない」と言いながら、意識下(潜在意識)ではモテることを確信している人はモテます。

「モテる」ということに関して言えば、美醜や、収入ではなく、自分の思い込みが雰囲気として、相手に伝わり、相手は自分の思い通りの雰囲気として捉えられているということです。

だったら、健康、恋愛、仕事、交友関係、すべて理想の方向に思い込まない手はありません。

②誰にも見られていない日常をコントロールする

雰囲気には、普段の生活がそのまま表れます。

部屋をまったく片づけない人が、「綺麗好き」をアピールしても、なかなか綺麗好きな雰囲気を醸し出すことはできないですし、いつもネガティブな思考をしている人が、その場だけ頑張って明るくふるまっても、ポジティブ思考な雰囲気に見られることも少ないでしょう。

人に見せていない部分こそが、その人の人生を形成し、その人の「雰囲気」として沁みついているからです。

だからこそ、人に見えていない「日常」をコントロールすることはとても大切です。

「お金持ちになりたい」と思うのであれば、日常でも極力お金持ちがするようなふるまいをすることです。

役者になって楽しむという感覚で。

③しゃべり方のアレンジ

即効性のある雰囲気コントロールは、「しゃべり方のアレンジ」です。

ゆっくりしゃべる人は、のんびりしてる雰囲気になりますし、
早口でしゃべる人は、せっかちな雰囲気になります。

大きい声でしゃべる人は、自信があるように見えますし、
小さな声でしゃべる人は、自信がないように見えます。

要点をつかんで、的確にしゃべる人は、知的な雰囲気を醸し出しますし、
自分の意見だけを延々としゃべり続ける人は、配慮にかける雰囲気を醸し出します。

考えてみると、当たり前のことなのに、多くの人がなかなかしゃべり方をアレンジしようと思わないのは、「しゃべりのパターン」は、長い年月をかけて潜在意識にすりこまれているからです。

とても変えにくいと感じてしまうのです。

ですが、芸能人や文化人で、イメージコーディネートを本気で考えている人は、必ずしゃべりをアレンジしていきます。

理想とする自分のしゃべり方で、自分を表現するわけです。

何度も何度も意識的に理想の自分のしゃべり方をしているうちに、そのしゃべり方が無意識に定着し、自分のもになります。

いかがでしょう。

3つのポイントで理想の雰囲気を身にまとい、理想の自分に近づいてみては。

[文:桑名涼子オフィシャルサイト|司会者|トーク診断士|タレント]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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桑名涼子(くわな・りょうこ)

桑名 涼子

司会者/トーク診断師/心理カウンセラー/エッセイスト/タレント
キャスター、パーソナリティー、コメンテーター、エッセイストとして「言葉」を軸に活動すると共に、トーク診断士として、人のしゃべりのタイプを8つに分けたコミュニケーション・ツール「相性を育てるしゃべリング8」を考案し、メディアや、企業の人事、人間関係、恋愛などのコンサルに活用。
また、全国各地で、「コミュケ―ション」と「言葉・会話・プレゼン力」等をテーマに、「笑って、動いて、感じる講演」を実施。受講者は1万人を超える。
「エキサイティングで安心できる司会者」をモットーにイベントや式典、トークショーなどで、司会者として活躍する。