写真:全日本の勢いを世界ランク1位にぶつけたい戸上隼輔/提供:ittfworld<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>29日、ドイツオープンはシングルス、ダブルスで本戦出場者が決定した。男子シング…

写真:全日本の勢いを世界ランク1位にぶつけたい戸上隼輔/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアープラチナ・ドイツオープン 2020年1月28日~2月2日>

29日、ドイツオープンはシングルス、ダブルスで本戦出場者が決定した。

男子シングルスでは、戸上隼輔(野田学園高)、及川瑞基(専修大学)、女子シングルスでは芝田沙季、橋本帆乃香(ともにミキハウス)、早田ひな(日本生命)、男子ダブルスでは戸上隼輔/宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)ペアが予選通過を決めた。

大会3日目は各種目で本戦1回戦が行われる。

男子シングルス 3日目見どころ

日本選手組み合わせ

及川瑞基 – パトリック・フランチスカ(ドイツ)
水谷隼 – ダルコ・ヨルジッチ(スロベニア)
丹羽孝希 – カナック・ジャ(アメリカ)
張本智和 – 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
戸上隼輔 – 樊振東(中国)




写真:2019年チェコOPの及川瑞基/提供:ittfworld

予選から勝ち上がった18歳・戸上は樊振東(ファンジェンドン・中国)、及川はパトリック・フランチスカ(ドイツ)と対戦が決まった。全日本3位で勢いに乗る若武者。戸上が世界ランク1位にどう立ち向かうのか注目のカードとなる。全日本ではダブルス優勝し、ドイツ・ブンデスリーグで腕を磨く及川も、ドイツのレギュラーメンバーであるフランチスカ相手に意地を見せ上位進出を目指す。

本戦から張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、水谷隼(木下グループ)の五輪代表組も登場する。予選から勝ち上がった勢いある選手を相手にした3選手の戦いぶりも要チェックだ。

女子シングルス 3日目見どころ

日本選手組み合わせ

平野美宇 – 銭天一(中国)
伊藤美誠 – ブルーナ・タカハシ(ブラジル)
橋本帆乃香 – 陳幸同(中国)
早田ひな – 馮天薇(シンガポール)
芝田沙季 – ハン・イン(ドイツ)
石川佳純 – ヤン・シャオシン(モナコ)




写真:予選を勝ち抜いた橋本帆乃香(ミキハウス)/提供:ittfworld

予選から勝ち上がった全日本選手権女王の早田は馮天薇(フォンティエンウェイ)と対戦する。シンガポール不動のエースを相手に、全日本を制した早田が勢いそのままに勝ち上がれるか注目だ。早田は勝利した場合、顧玉婷(グーユーティン)と丁寧(ディンニン)の中国勢対決の勝者と戦うことになる。目の前の1戦1戦をものにし、上位進出なるか見逃せない1戦だ。

平野美宇(日本生命)と橋本帆乃香は、それぞれ中国選手と初戦を迎える。平野は、現在世界ランク30位と昨年で大きくランクを上げた中国のサウスポー・銭天一(チェンティエンイ・中国)を下し、2020年に弾みをつけられるか要注目だ。カットマンの橋本も陳幸同(チェンシントン・中国)のパワードライブを防ぎ、2回戦進出なるか。

男子ダブルス 3日目見どころ

日本選手組み合わせ

戸上隼輔/宇田幸矢 – ロベルト・ガルドシュ/ダニエル・ハーベソン(オーストリア)




写真:2019年クロアチアOPでの戸上・宇田ペア/提供:ittfworld

18歳コンビ・戸上/宇田は、オーストリアのロベルト・ガルドシュ/ダニエル・ハーベソンと相まみえる。全日本選手権では、シングルスで宇田が優勝、戸上が3位と“戸上・宇田世代”の実力を思う存分見せつけたが、その2人が組むダブルスはどのような化学反応を引き起こすのか。

女子ダブルス 3日目見どころ

日本選手組み合わせ

平野美宇/石川佳純 – GASNIER Laura/MIGOT Marie(フランス)




写真:石川佳純・平野美宇/撮影:千葉格/アフロ

平野/石川ダブルスはフランスペアと対戦する。熾烈な選考レースを終えた2人が、ダブルスでどのような戦いぶりを見せるのか注目だ。中国トップ選手も参戦する今大会で勝ち上がり、2020年のワールドツアーへ弾みをつける1戦とすべく“かすみう”ペアが初陣へ臨む。

混合ダブルス 3日目見どころ

日本選手組み合わせ

水谷隼/伊藤美誠 – 林高遠/孫穎莎(中国)




写真:2019年グランドファイナルでの水谷隼/伊藤美誠ペア/提供:西村尚己/アフロスポーツ

水谷/伊藤ペアは中国の林高遠(リンガオユエン)/孫穎莎(スンイーシャ)ペアとの初戦となった。世界ランク4位の林と同2位の孫の中国ペアは予選から勝ち上がってきており、今大会初戦となる日本ペアとしては手強い相手となる。東京五輪でのメダルを目指す日本ペア、2020年の船出となる一戦で勝利を飾れるか。混合ダブルス1回戦は激戦必至だ。

文:ラリーズ編集部