23日、eBASEBALL プロリーグ SMBC e日本シリーズのロースターが公開された。 e日本シリーズはeクライマックスシリーズ(以下、「eCS」)と同様、2勝先勝したチームが勝利、2019シーズンの日本一となる。ファイナルステージ終了…

23日、eBASEBALL プロリーグ SMBC e日本シリーズのロースターが公開された。 

e日本シリーズはeクライマックスシリーズ(以下、「eCS」)と同様、2勝先勝したチームが勝利、2019シーズンの日本一となる。ファイナルステージ終了後の抽選により、1試合目はDHありで巨人の後攻、以降はDHの有無と先攻後攻が入れ替わる。レジェンドOB選手の使用も可能だが、巨人がeCSで使用した斎藤雅樹選手と松井秀喜選手の使用はできない。 

e日本シリーズの試合の鍵を握るのは巨人舘野(てぃーの)の打撃だ。シーズンでは本塁打、打撃の2冠に輝き、eCSでも15イニングで打率.302、8本塁打、15打点と大暴れだった。e日本シリーズは球場が広いクラウンスタジアムで行われるため、これまでの強振100%の打撃スタイルから単打狙いのミート打ち解禁も匂わせていたが、この路線変更がハマればさらに手のつけようがない存在になりそうだ。第1試合ではパ・リーグ最優秀防御率に輝いた下山(スンスケ)とのマッチアップとなるが、ここで舘野(てぃーの)が打ち崩せば巨人の日本一が近づくだろう。 

舘野(写真中央)の打撃はとどまる所を知らない

舘野(てぃーの)の影に隠れてしまいそうだが、吉田(たいじ)の打撃も侮れない。eCSでは打率.302、3本塁打、8打点。先制、ダメ押しと効果的な場面での得点が目立った。大舞台になればなるほど実力を発揮する印象があるため、e日本シリーズではさらなる活躍が期待できそうだ。 

ロッテはeCSから引き続きトップバッターを任された町田(あんちもん)に注目だ。eCSでも2試合で3得点ずつ奪い、リードした状態で後続にバトンをつなぐ活躍を見せた。e日本シリーズ第2試合では現役高校生の柳(ゆさ)が舘野(てぃーの)を相手にすることになるため、町田(あんちもん)がリードした状態でつないで、柳(ゆさ)の負担を減らしたいところだ。

町田(写真左)はリードして柳(写真右)にバトンを渡せるか

巨人はレジェンドOB選手に王貞治選手の起用が予想されるため、より気の抜けない打線になる。ロッテの打撃力も高いが、打ち合いとなると巨人の方に分があるため、強打の巨人をロッテが封じ込められるかどうかでシリーズの行方は左右されるだろう。 

e交流戦とパ・リーグを制したロッテが完全優勝を果たすのか、シーズン2位に泣いた巨人が下克上を成し遂げるのか。決戦の火蓋は25日に切られる。 

【e日本シリーズ ロースター】 

読売ジャイアンツvs.千葉ロッテマリーンズ 

第1試合(DHあり、巨人後攻) 
1~3イニング 吉田(たいじ)vs.町田(あんちもん) 
4~6イニング 舘野(てぃーの)vs.下山(スンスケ) 
7~9イニング 坂東(どぅーけん)vs.清野(イッキー) 

第2試合(DHなし、ロッテ後攻) 
1~3イニング 高川(ころころ)vs.町田(あんちもん) 
4~6イニング 舘野(てぃーの)vs.柳(ゆさ) 
7~9イニング 吉田(たいじ)vs.下山(スンスケ) 

第3試合(DHあり、巨人後攻) 
ロースターは第2試合終了後発表