パ・リーグのファーストステージで2位オリックスが3位楽天を撃破「eBASEBALL プロリーグ 2019シーズン コカ・コーラeクライマックスシリーズ」が18日、都内の「esports銀座studio」で行われ、パ・リーグのファーストステー…

パ・リーグのファーストステージで2位オリックスが3位楽天を撃破

「eBASEBALL プロリーグ 2019シーズン コカ・コーラeクライマックスシリーズ」が18日、都内の「esports銀座studio」で行われ、パ・リーグのファーストステージで2位・オリックスが3位・楽天を下して19日のファイナルステージ進出を決めた。試合の解説を行った元ロッテの黒木和宏氏は「プレイヤーたちがしっかりと選手の能力を把握した中での戦い方を、練習を重ねて調整してきたと感じた」と激戦を繰り広げたプロプレイヤーたちを労った。

 eスポーツのためにオープンしたスタジオのこけら落とし公演となったこの日の試合。1試合9イニング制(3イニングごとにプレイヤー交代)で3試合を行い、先に2勝した方が勝ち抜けとなる。この日は投打の噛みあったeペナント2位・オリックスが追いすがる3位・楽天を退け、19日のファイナルステージ進出を決めた。オリックスは今季無敗の絶対的エース・指宿が投打にわたって大活躍。勝ち抜けのかかった2試合目では今季の首位打者を獲得した楽天の井上を無得点に封じ、圧倒的な力を見せつけた。

 昨年からeペナントでも解説を担当している黒木氏は、この日も活躍した指宿を絶賛。「指宿選手は去年非常に苦しいプレーをしていた記憶がありましたけど、そこからしっかりトレーニングをしてナンバーワンの選手になった。国内だけではなく、世界に羽ばたける選手になってほしい」と昨年打率最下位から今季のベストプロリーグプレイヤーを受賞するまで躍進した指宿の姿に目を細めた。

 さらに、指宿について「選手を鼓舞したり、大きな声を出して盛り上げたりするキャプテンシーもある」と黒木氏。「なにより僕が(指宿を)好きなのは、彼はユニフォームを履いているところですよ」と、eBASEBALLのTシャツ型のユニホームに合わせて、本家オリックスと同様の白いユニホームパンツを着用している指宿を称賛。「“野球人”をやってくれているところがいいですね」とプロ選手としての指宿の振る舞いに感心しきりだった。(安藤かなみ / Kanami Ando)