「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は11日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都…

 「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は11日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で男女の準決勝4試合が行われ、府代表の男子・清風は駿台学園(東京)に1-3で敗れた。3連覇を狙う女子・金蘭会は、東九州龍谷(大分)に惜敗。府代表は男女ともに姿を消すこととなった。

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 主将・工藤を中心とした「全員バレー」を掲げる清風は、駿台学園と激突したが、及ばず、2年連続の決勝進出はならなかった。

 第1セット、「今年こそ優勝」の思いで臨んだ西崎のレフト攻撃が炸裂(さくれつ)し、果敢に攻める。だが、相手の速攻など巧みな攻撃に苦しみ一進一退の展開。22-25でセットを落とした。

 第2セット、清風は一条の時間差攻撃で先制。着実に点を積み重ね、25-19でこのセットを取り返した。

 第3セットは互角の展開に持ち込んだものの、駿台学園の強打と高いブロックに押し込まれる場面が徐々に増え、このセットを奪われる。

 第4セットは先制されるも清風も意地で食らい付く。リベロの南口が献身的にボールを拾うと、西崎、工藤ら攻撃陣も奮い立ち、力強いバックアタックなどで応えるが、流れを変えることはできなかった。

 速攻やネット際のレシーブでチームを支えた山本航は「相手のプレッシャーが強く、ミスをした。工藤をもっと助けられればよかった」と涙を流した。

清風・山口誠監督「3セット目が勝負だった。苦しみながら準決勝まで来た。結果は負けだが成長できた。感謝しかない」

清風・工藤有史主将「センターコートに戻ってきて、自分たちの最高のプレーを出そうと臨んだが最後まで貫けなかった」

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 3連覇を目指す金蘭会は、2年連続決勝で下している東九州龍谷と対戦。フルセットにもつれ込む熱戦となったが、雪辱を期すライバルの猛攻に苦しみ、惜しくも及ばなかった。

 第1セット、金蘭会は「高校総体で負けていたので、リベンジしたかった」と闘志を燃やす西川や、エース宮部の強打で得点を重ねる。だが、相手エースのスパイクや堅守に苦しみ、先取される。

 第2セットは、中盤からジャンプサーブやスパイクが次々に決まり、金蘭会が流れをつかむ。「相手のボールはスピードがあった」と話す1年の吉武も相手エースの強打を必死にブロックし、チームを鼓舞。一時同点に追いつかれるが、突き放す。第3セットは先行を許す展開となったが、西川の強打で一気に流れを引き寄せる。終盤は宮部の多彩な攻撃でたたみかけ、7連続得点。連取する。

 第4セット、「力みがとれた」という秋重の速攻が光ったが、相手の巧みな攻撃に苦戦。セットを落とす。迎えた最終セットも苦しい展開。宮部や秋重のスパイクが相手ブロックに阻まれ、最後はネット際の攻防でミスが出て、力尽きた。

金蘭会・池条義則監督「接戦覚悟だったが、1セット目から相手の気迫に圧倒された。練習を重ね、来年また戻ってくる」

金蘭会・宮部愛芽世(あめぜ)主将「勝ちたい気持ちが空回りした。応援してくれる先輩たちに優勝をプレゼントしたかった」

 ▽男子準決勝        

駿台学園 3 25-22 1 清風  

(東京)   19-25  (大阪)

       25-23      

       25-17   

 ▽女子準決勝        

東九州龍 3 25-17 2 金蘭会 

谷      23-25  (大阪)

(大分)   17-25      

       25-21      

       15-8