「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は7日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調…

 「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は7日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で男女の3回戦と準々決勝の計24試合が行われた。山口県代表の男子・高川学園は3回戦で松本国際(長野)に敗れた。女子・誠英は3回戦で延岡学園(宮崎)を破ったが、東九州龍谷(大分)に完敗した。福岡県代表の男子・東福岡も、準々決勝で東山(京都)を前に敗退した。

 東福岡にとって2連覇を遂げた第68回以来の日本一奪還は、今年もかなわなかった-。

 準々決勝の第1セット、東山の硬軟織り交ぜた攻撃に翻弄され、中盤までに13対9とリードを許す苦しい展開に。

 この日の3回戦で不来方(こずかた)(岩手)をストレートで破った後のミーティングで、藤元監督は2年生エース柳北(やなきた)に「スイッチを入れろ」とハッパをかけた。これが奏功したか、柳北は打点3メートル45センチの高い打点からのスパイクを決めるなど東山を追いかけた。しかしそれも粘り強く拾われ、先行する場面を作れずにこのセットを落とす。

 続く第2セットでは、柳北に次ぐ長身191センチの本部(ほんべ)がブロック、スパイクに活躍した。しかし、大きくコート外に出たボールを返す東山の攻撃に対応しきれないなど集中力を欠く場面も見られ、力尽きた。

 東福岡・藤元聡一監督 「忍耐という言葉では表せないほど3年生はがんばってきたのだが…。柳北が本調子であれば、十分勝機はあった」

 東福岡・広田大騎主将「勝ちたい、日本一を取りたい一心でがんばってきた。力不足で悔しい。後輩たちは来年こそ日本一をとってもらいたい」

 3回戦をストレートで制した誠英は、準々決勝で東九州龍谷に対しても得意のラリー戦に持ち込む作戦で挑んだ。だが、高さとパワーに勝る相手に主導権を握られ、完敗した。

 立ち上がりから鋭いスパイクを浴びた誠英は、ブロックを破られ失点が続く。第1セット中盤の点差が開いた場面でタイムアウトを要求し立て直したものの、終盤の連続失点でこのセットを奪われた。田渕監督は試合後「ネット際での経験不足や心理的要因も失点につながった」と振り返った。

 流れを変えたい第2セット序盤、王と浜田が立て続けにスパイクを決める。粘りのある守備が持ち味の浦山が、コート外まで飛び出すなど意地を見せるも、徐々に引き離され万策尽きた。主将の古谷は「自分たちよりも相手の方が、全てにおいて勝っていた」とうなだれた。

 誠英・田渕正美監督「ブロックしにいって、こぼれ落ちることがあった。サーブでも揺さぶる度胸がなかった」

 誠英・古谷莉子主将「負けてしまったが、全員しっかりと攻めて相手と戦えた。力は出しきれた」

 ▽男子3回戦        

東福岡  225-190 不来方 

(福岡)  25-21  (岩手)

(大阪)           

 ▽女子3回戦        

誠英   225-210 延岡学園

(山口)  30-28  (宮崎)

 ▽女子準々決勝       

東九州龍 225-200 誠英  

谷     25-16  (山口)

(大分)