「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は7日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市)…

 「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権は7日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(調布市)で男女の3回戦と準々決勝計24試合が行われた。3回戦で、都代表の男子・東亜学園は東山(京都)にストレート負け。開智(和歌山)に快勝し、準々決勝に進んだ駿台学園は鎮西(熊本)をフルセットで破った。女子・共栄学園は3回戦で京都橘、準々決勝で大阪国際滝井に勝利。3回戦で福井工大福井を破った八王子実践は、準々決勝で古川学園(宮城)にストレートで敗れた。11日に行われる準決勝で、駿台学園は清風(大阪)と、共栄学園は古川学園とそれぞれ対戦する。

 【男子】

 駿台学園は準々決勝で互いに全国制覇を経験し、手の内を知り尽くした強豪・鎮西と対戦。白熱したシーソーゲームの末、最後は駿台学園が逃げ切った。

 フルセットにもつれ込んだ熱戦で目立ったのは、両エースの意地をかけたスパイク合戦だった。

 197センチと大会屈指の身長を誇る主将の伊藤と、抜群の決定力が持ち味の鎮西エースが要所でスパイク、ブロックを決め合い、両チームとも一歩も譲らない展開が続いた。

 勝負を分ける第3セット中盤、鎮西が集中力を欠き、サーブやスパイクでミスを連発。駿台学園は伊藤の強烈なスパイクで畳みかけ、食い下がるライバルに、引導を渡した。

 駿台学園・梅川大介監督の話「互いの技術に差がなく、つらい試合展開だった。だが絶対に負けないという強い気持ちで勝利を引き寄せた。選手はよくやった」

 駿台学園・伊藤吏玖(りく)主将の話「(これまで)2年連続初戦敗退で悔しい思いをしたが、これでセンターコートに行ける。日本一を目指したい」

 2回戦の接戦を制した東亜学園は3回戦で、今大会優勝候補筆頭の呼び声高い東山と対戦。多彩な攻撃を仕掛け勝利を目指したが、東山が得意とする高速バレーに対応できなかった。

 第1セット序盤は、互いに譲らない展開。東亜学園は、井上が攻守ともにチームを牽引し、粘りを見せた。しかし、中盤に点差を広げられると、焦りからかサーブやスパイクでミスを連発し、大差でこのセットを落とした。

 第2セットもネット際の攻防で苦戦し、東山にリードを許す。三浦や猪股が高い打点から強烈なスパイクを打ち込み食らいついたが、相手の勢いを止めることはできなかった。目標としていた4強入りは果たせず、準々決勝に進めなかった。

 東亜学園・佐藤俊博監督の話「もっとしつこくレシーブをつなげれば、相手の隙を突くことができた。ボールの威力、精度、速さとも相手が上だった」

 【女子】

 共栄学園は3回戦で京都橘との激闘を制した勢いそのままに、準々決勝でも大阪国際滝井を果敢に攻め、勝利をもぎとった。

 第1セット、相手の多彩な攻撃に守備を崩され、流れをつかめないまま先取される。一転、第2セットは一進一退の攻防となるが、共栄学園がサービスエースなどで徐々に相手のリズムを崩し、セットを奪い返した。

 迎えた第3セット、序盤にリードを許すが、主将の村田の気迫あふれるスパイクで同点に追いつく。さらに身長187センチの付(ふ)の強打、内藤のサービスエースなどで加点。最後は1年生の堤が鋭いスパイクをたたき込み、勝利を飾った。

 共栄学園・中村文哉監督の話「大阪国際滝井は初めて戦う相手で、速さがあり、苦手意識があった。磨いてきたサーブはよかった」

 共栄学園・村田果捺(かな)主将の話「第1セットは攻撃陣が機能せず苦戦した。勢いで勝とうと声をかけ、盛り上げた」

 3回戦で福井工大福井との接戦を制した八王子実践だったが、準々決勝では古川学園のエースに対応できなかった。

 第1セット序盤、主将の川崎のスパイクやクイックなどで着実に加点するも、相手の強烈な攻撃に守備が崩れる。黒須の豪快なスパイクで巻き返しを図るが、サーブやスパイクのミスが重なり、点差が拡大。エース大川愛の強打も相手の高いブロックに阻まれ、最後はフェイントを決められ、セットを落とした。

 第2セットも、序盤の5連続失点が響き、終始リードを許す苦しい展開。中盤、榊原らのブロックが立て続けに決まり、食らいついたが、最後は相手エースの強打で力尽きた。

 八王子実践・貫井直輝監督の話「相手の高さが(われわれを)上回った。サーブで乱すことができなかったのは、残念だ」

 八王子実践・川崎鈴奈(れいな)主将の話「自分たちのやろうとしたことは間違っていなかった。力を出し切った。でも相手の方が上だった」