全日本高校選手権第2日(6日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレー…

 全日本高校選手権第2日(6日、調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)「ジャパネット杯春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権の男女2回戦が行われた。シード校が登場し、女子で3連覇を目指す金蘭会(大阪第1)は、主将の宮部愛芽世(あめぜ、3年)の活躍で、安来(やすぎ、島根)にストレート勝ち。16強入りを決めた。男子の名門、東亜学園(東京第1)は井上麟太郎(3年)が奮闘し、鹿児島工を2-0で下した。7日は男女3回戦と準々決勝が行われる。

 鉄壁のブロック、しなやかなスパイク、正確なレシーブ。3連覇を目指す女王からは、1点を奪うことすら難しい。優勝候補が初戦で苦戦する中、宮部率いる金蘭会は安来を圧倒した。

 「前でのプレーがうまくできた。おととしより去年より緊張した」

 油断はない。この日の朝もミーティングをして相手を分析。その結果、第1セットは15点差、第2セットは20点差だった。宮部はラインぎりぎりまで攻めたスパイクなどで相手を翻弄した。

 1年時からエースとして活躍し、同校を2連覇へ導いた。昨年7月には世界ジュニア選手権(U-20、メキシコ)の日本代表として日本の初優勝に貢献。世界でも経験を積んだ18歳は、最後の春高を主将として臨む。

 「つらいときにつらい顔をしない」

 池条義則監督の言葉を心に刻む。試合中も「私を見ている人はたくさんいる」と表情にも気を配り、チーム内に不安な空気を作らない。1、2年時は先輩に引っ張ってもらうこともあったが「今度は自分が周りを助ける」。試合前には全部員とハイタッチをして気持ちを高め、一人一人に声をかける。主将としてエースとして、最後の春高にかける思いは人一倍だ。

 3回戦の相手は東京都市大塩尻(長野)。全国のライバルが打倒・金蘭会を掲げる中、「日本一が目標。春高バレーは1、2年のときも優勝していいイメージ。いい思い出で終われるようにしたい」。史上3校目の3連覇で、有終の美を飾る。 (川並温美)

◆主催 (公財)日本バレーボール協会、(公財)全国高等学校体育連盟、フジテレビジョン、産経新聞社、サンケイスポーツ、FNSフジネットワーク

◆後援 スポーツ庁、文化放送、ニッポン放送

◆特別協賛 ジャパネット

◆オフィシャル飲料協賛 ポカリスエット

◆協賛 アタックZERO、au

★ガイド

 ◆開催期間 5-7、11、12日▼第3日(7日)男女3回戦と準々決勝▼第4日(11日)男女準決勝▼最終日(12日)男女決勝と閉会式

 ◆競技方法 3セットマッチのトーナメント戦。準決勝、決勝は5セットマッチ。3位決定戦は実施しない。

 ◆会場 武蔵野の森総合スポーツプラザ 京王線「飛田給駅」より徒歩5分、西武多摩川線「多磨駅」より徒歩20分。

宮部 愛芽世(みやべ・あめぜ)

 2001(平成13)年10月12日生まれ、18歳。兵庫・尼崎市出身。小1で競技を始め、金蘭会中3年時に全日本中学選手権優勝。JOC杯全国都道府県対抗大会では大阪北選抜で8強入りし、五輪有望選手に。17年3月のアジアユース選手権で優勝、19年7月のU-20世界選手権優勝。家族はナイジェリア生まれの父と日本人の母、元日本代表の姉、藍梨の4人。174センチ、57キロ。最高到達点309センチ。