ジャパネット杯「春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権(全国高体連、産経新聞社など主催)が5日、東京…
ジャパネット杯「春の高校バレー」第72回全日本バレーボール高等学校選手権(全国高体連、産経新聞社など主催)が5日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕する。県代表の土浦日大の男子は都城工(宮崎)と、土浦日大の女子は九州文化学園(長崎)と、それぞれ5日の1回戦で対戦する。6年ぶりに男女そろって全国切符を手にした土浦日大のチームカラーや意気込みを紹介する。(篠崎理)
◇
■女子・土浦日大 高さ生かし守備から攻撃
「高いブロックとコンビネーションバレーが土浦日大の伝統。これができれば必ずいい結果が出る」と主将の村野は断言する。
県予選では、ライトの村野が相手のブロックをはじき飛ばす強力なスパイクを放ち、「バレーボールが大好き」というレフトの高橋がコースを打ち分けて得点を積み上げた。
「自分は国体に出た経験があり全国大会も知っている。技術だけでなく雰囲気も伝えたい」と村野。高橋は「声を出してムードを高め、みんなを盛り上げていきたい」と意気込む。
チームの持ち味は「高さ」だ。178センチの小野を筆頭に、ブロックからレシーブで粘って攻撃につなげ得点を挙げる。大型セッター、173センチの有金は「勢いを保ち、今までやってきた技術やメンタルを出したい」。今村直美監督は有金に「プレー中に人の気持ちが分かる」と信頼を寄せる。
守備の要となるのはリベロの中根だ。「リベロは得点は挙げられないが、最後まであきらめないでボールに追いついたときはうれしい」と語る中根を、チームメートたちは「一番の負けず嫌い」と評する。
優勝を目指した5月のインターハイで県3位にとどまり、チームの意識は変わった。春高バレー県予選は「絶対優勝する」という目標に食らいつき、2年ぶり19回目の全国切符をつかんだ。
「あきらめないでテーマを決めて毎日練習してきた結果が出た」と今村監督は振り返る。
今村直美監督「全国大会ではベスト4を目指したい。3年生は集大成の大会となるので、後悔のないようにやってほしい。結果を出すことも大事だが、1、2年生に先輩として何かを残すことが大切だ。なおかつ勝てればいい」
◇
■男子・土浦日大 全員バレーで狙うは4強
2年連続9回目の出場。県予選では準々決勝、準決勝、決勝とストレート勝ちを重ねた。吉田達也監督は「みんなで『相手をいかに止めるか』『どこのコースを狙うか』と対策を練った結果だ」と語り、全員バレーの姿勢を強調する。
週2回の筋力トレーニングで、相手の強力なスパイクでもはじかれない強力なブロックや敏捷(びんしょう)性も鍛えてきた。
3年生のエース・立原が高い打点から相手のブロックをはじき飛ばす強烈なスパイクを打てば、2年生の宮根が左からのスパイクを繰り出す。立原は「エースの自覚はある。仲間がつないでくれたボールが自分に託されたと思って心を込めて打つ」。宮根も「コースを打ち分けるのが自分の持ち味。相手のブロックの低い方を瞬時に判断している。ジャンプサーブで相手を崩すのも得意」と自信を持つ。
強力な攻撃を可能にしているのがリベロ・益子を中心とした守備陣だ。「でかいやつには絶対負けない」と益子。「自分は背が低い分だけ、ボールの下に入るのが早くフェイントにも強打にも対応できる」と自己分析する。
今年度から「ゲームキャプテン」と「チームキャプテン」を設けた。前者に指名された立原は「下級生に思いっきりプレーしてもらうよう声をかける」。後者の斉藤は「立原はプレーでチームを引っ張り、自分は客観的なアドバイスをする。バランスはいい」。
春高常連の意地をかけて戦いに臨む。
吉田達也監督「練習してきたプレーを出してほしい。最後の試合が全国大会なので楽しんで。3年生も『負けたら最後』と緊張せず、最後まで楽しむのが男子バレーボール部の伝統でありカラーだ。狙うは全国ベスト4」