写真=Getty Images

「ストリートのメンタリティを注入する」

12月6日、ニックスはヘッドコーチのデイビッド・フィズデイル、アシスタントコーチのキース・スマートの解任を発表した。

フィズデイル体制2年目の今シーズンも開幕から苦しんだニックスは、4勝18敗で東カンファレンス最下位に低迷。成績不振を理由にフィズデイルの解任を決断した。今後は、暫定的にアシスタントコーチのマイク・ミラーが指揮を執ることも合わせて発表された。

指揮官交代が発表された後、遅々として進まない球団再建に名乗りを上げた人物がいる。ニューヨーク出身で、元NBA選手のメッタ・ワールドピースだ。

ワールドピースはTwitterに「もしニックスでの仕事に就けるのなら、ヘッドコーチに就任したい。ガーデン(マディソン・スクエア・ガーデン)にストリートのメンタリティを注入する」と投稿した。

NBAで17年プレーし、レイカーズ時代には優勝を経験したワールドピースは、もしニックスの指揮官に就任できたら、という仮定の話として、真っ先にファンとメディアに苦言を呈すと宣言している。

「もしニックスでポジションを得られたら、ファンとメディアに伝えたいことがある。決して耳障りの良い内容じゃない。でも、俺は実直なんだ。君たちがコーチ、スター選手に重圧をかけているやり方は好きじゃない。口を閉じて、試合を楽しめ。チームを支持しろ。そして一緒にタイトルを獲得しようじゃないか」

次に誰がヘッドコーチとしてチームを率いるのか注目されるが、今のニックスには、ワールドピースのような『劇薬』が必要なのかもしれない。