「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権をかけた福島県代表決定戦は20日、福島市の国体記念体育館で男女の決勝戦が行われ、男子は相馬が福島商を下して2年ぶり21度目、女子は郡山女大付が聖光学院を下…
「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権をかけた福島県代表決定戦は20日、福島市の国体記念体育館で男女の決勝戦が行われ、男子は相馬が福島商を下して2年ぶり21度目、女子は郡山女大付が聖光学院を下し4年連続21度目の全国切符をそれぞれ手にした。これで東北6県の代表校が出そろった。全国大会は来年1月5日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開幕。組み合わせ抽選会は12月1日に行われる。
■男子
昨年と同カードになった男子は、相馬が息詰まる接戦を制して全国大会出場を決めた。
一進一退の攻防が続き、セットカウント2-2で迎えた第5セットで、相馬はエース立谷純太郎(3年)を軸に攻撃を展開。追いすがる福島商を振り切った。
横山義彦監督は「最後は3年生が頑張ってくれた」と目頭を熱くし、全国大会では「弱点の速攻をどこまで強化できるか」を課題に挙げた。福島陽斗主将(3年)は「昨年、同じ舞台で負けた相手に、最後の最後に勝てた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
■女子
郡山女大付がセットカウント3-0で聖光学院に完勝し、4年連続の全国大会出場を決めた。
本田凛(1年)が力を発揮し、速攻やサーブも光った。活躍の裏には朝倉未来主将(3年)ら上級生の「失敗を恐れるな」とのエールがあり、本田は「いつも引き立ててくれる」と感謝の思いを口にした。
佐藤浩明監督は「思った通り、2点差勝負の苦しい試合だった」と振り返った。朝倉主将は「センター攻撃で点が取れたのが勝因。全国大会では一戦一戦全力で戦い、ベスト16を目指したい」と意気込んだ。
◇
▽男子決勝
相馬 325-202 福島商
23-25
25-23
19-25
15-9
▽女子決勝
郡山女大 325-230 聖光学院
付 25-20
25-22