「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は、7都県で決勝が行われた。男女各3校が出場できる東京では、女子の文京学院大女や男子の東亜学園などが本大会出場を決めた。文京学院…

 「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高校選手権大会(サンケイスポーツなど主催)の地区大会は、7都県で決勝が行われた。男女各3校が出場できる東京では、女子の文京学院大女や男子の東亜学園などが本大会出場を決めた。文京学院大女は1年生コンビ、廣田あいと樋口友梨が活躍した。本大会は武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京・調布市)で来年1月5日に開幕し、12日に男女の決勝が行われる。

 期待の新星2人が輝いた。1年生ながら準決勝、決勝に先発出場した廣田と樋口が高さを生かした攻撃を連発。準決勝では茨城国体覇者の下北沢成徳をストレートで撃破する原動力となった。

 「みんなが頑張って拾ってくれたボールを、一生懸命打ち抜くことだけを意識しました」

 身長178センチ。最高到達点289センチから打ち込むスパイクで相手を翻弄した樋口が、充実の表情を見せた。

 文京学院大女中3年時に全国大会優勝経験のある2人。身長173センチの廣田はU15、U18の日本代表に選出される実力者だ。ミドルブロッカーを務める16歳は最高到達点296センチの高さを武器とする速攻で勢いづけた。

 「(スパイクだけでなく)相手にプレッシャーを与えるブロックに磨きをかけたい」と廣田。全国の舞台でも1年生コンビが旋風を巻き起こす。 (武田千怜)