15日に開幕した明治神宮野球大会は、高校・大学ともに目が離せない試合が続いている。 高校の部は、初日から星稜高と明徳義塾高が松井秀喜氏の“5打席連続敬遠”以来27年ぶりに公式戦で対戦した。試合は8-5で明徳義塾高が勝利。当時選手として遊撃…

15日に開幕した明治神宮野球大会は、高校・大学ともに目が離せない試合が続いている。

高校の部は、初日から星稜高と明徳義塾高が松井秀喜氏の“5打席連続敬遠”以来27年ぶりに公式戦で対戦した。試合は8-5で明徳義塾高が勝利。当時選手として遊撃を守っていた星稜高・林監督のリベンジとはならなかった。しかし、初戦突破した明徳義塾高も7回コールドで中京大中京高に敗れるなど、各校のレベルの高さがうかがえる大会となっている。今大会の出場校は来春のセンバツ出場がほぼ当確。負けてしまった高校にとっては、この冬の過ごし方が来年の成績を左右する重要な時期となりそうだ。

大学の部では未来のプロ野球選手たちが数多く登場している。東海大と東北福祉大の一戦では、ともに福岡ソフトバンクホークスから指名を受けた2選手が登場。3位指名を受けた東北福祉大・津森投手は最後まで力投を見せたが、最終回に味方が3失策と崩れ、最後は自らの悪送球で2位指名を受けた海野選手率いる東海大に敗れた。一方で波乱もあった。中日ドラゴンズ2位・橋本投手、東京ヤクルトスワローズ4位指名・大西投手、阪神タイガース育成1位指名・小野寺選手を擁した大阪商業大は、初戦で東海大札幌に0-2で敗れた。

新体制で臨む高校の部とは対照的に、負ければ最上級生が引退となる大学の部。20日の決勝戦まで熱い戦いが繰り広げられる。