「春高バレー」の愛称で親しまれる「第72回全日本バレーボール高校選手権大会」島根県大会(県バレーボール協会、産経新聞社…
「春高バレー」の愛称で親しまれる「第72回全日本バレーボール高校選手権大会」島根県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)の決勝が10日、同県安来市の安来市民体育館で行われ、男女とも安来が優勝し、全国大会進出を決めた。男子は5年連続26回目、女子は2年ぶり36回目の優勝となった。
<男子>
6月の総体決勝で松江西とフルセットを戦った安来だったが、この日は1セットも失わない快勝だった。
主将でエースアタッカーの仲佐蒼太を中心に安部翔維斗や原海斗、神原康太らのアタック決定率は47%。松江西の約2倍と圧倒した。安来の玉木史朗監督は、松江西エースの安達諒らが負傷などで本来の調子ではなく、予想外の展開になったと振り返った。
試合後、ベンチにあいさつに来た松江西の選手たちに「万全な形で戦いたかった」と声をかけると、安達は思わず涙ぐんだ。「勝負は残酷だと思う。彼らの思いも背負って全国大会は戦わなくてはいけない」と玉木監督。仲佐も「彼らの分も頑張りたい。目標は『島根から日本一』。サーブなど全てのプレーの精度を上げ、強い精神力でのぞみたい」と抱負を語った。
<女子>
昨年の決勝で大社に敗れ、表彰式で唇を噛みしめたままだった安来の主将、板垣佳穂。勝利が決まると自然とガッツポーズが出た。「悔し涙を来年はうれし涙にしようと思ってやってきた。本当にうれしい」
第1セットを落とす不安な出足だったが、失点の続く苦しい場面で、米村嘉織のサーブが効果的に決まり、リズムを取り戻した。
第2セット以降は、周藤芽依、古藤愛理、持田実咲らの強打も決まり、レシーブやブロックにも安定感が出て、渡部晴帆や青山未優らの強打で必死に追い上げる大社を振り切った。
インターハイで2勝した自信もあり、ピンチにも余裕の表情だった岩田将太郎監督は「昨年の経験も生きた。けが人が多いので、本番までに選手たちの体調を整え、ベスト16以上を狙っていきたい」と話した。
▽男子決勝
安 来 325-130 松江西
25-21
25-16
▽女子決勝
安 来 321-251 大 社
25-10
25-14
25-21