11月7日、10月25日に行われた第2回YUBIWAZA CUP前夜祭の模様がテレビ放送された。YUBIWAZAは毎日放送(MBS)が放送する、関西のeスポーツ界を牽引するテレビ番組。各ゲームタイトルの競技性や個性豊かなプレイヤーに迫り、e…
11月7日、10月25日に行われた第2回YUBIWAZA CUP前夜祭の模様がテレビ放送された。YUBIWAZAは毎日放送(MBS)が放送する、関西のeスポーツ界を牽引するテレビ番組。各ゲームタイトルの競技性や個性豊かなプレイヤーに迫り、eスポーツの魅力を発信し続けている。
YUBIWAZA CUPは番組が主催するeスポーツ大会であり、今回は新たにウイニングイレブンが競技タイトルに加わった。
前夜祭では、ウイニングイレブンのエキシビションマッチが行われ、司会者2人のチーム対抗戦が実施された。試合は3on3のCO-OPモードで行われ、淳チームのメンバーは田村淳・コナミ杉村直紀(元プレイヤーネームSOFIA)・ダブルヒガシ大東、矢口チームのメンバーは矢口真里・かつぴーや・ラストオーダー織田というチーム構成。6人がステージに登壇すると、会場は盛り上がりを見せた。
杉村直紀氏は、アジア大会で金メダルを獲得後、コナミ社へ就職することとなり現役を引退。現役を引退して以来、公の場でウイイレをプレイするのは初となる貴重な機会となり、注目を集めていた。また、GEO CHALLENGE CUP決勝大会優勝をはじめ数々の成績を収め、大阪のウイイレ界を牽引してきた、JeSUプロライセンス保持者かつぴーや選手にも熱い視線が注がれた。
ロンドンブーツの田村淳は、「ゲームの中で一番時間を費やしたのがウイイレ。寝る時間を惜しんでウイイレをプレイしていた」と話し、そのあまりの熱中ぶりにご近所から叱られたエピソードを明かした。さらに、スペシャルゲストとして、サッカー日本代表としても活躍した、セレッソ大阪に所属する柿谷曜一朗選手が登場すると、会場の雰囲気はいよいよ最高潮となった。
柿谷選手は小さい頃からウイニングイレブンをプレイ。「サッカー選手はみんなそうだと思います。プレイしたことのないサッカー選手はいないんじゃないですか」と、ウイニングイレブンとサッカー選手の関係性を話した。また、「ウイイレをプレイして、上手くなった気になるんですけど、そのイメージで練習へ行くとアレ?っていうこともあります」と、現役のサッカー選手ならではのエピソードを披露した。
スペシャルゲストである柿谷選手が解説を務める形でエキシビションマッチを開始。以下、エキシビションマッチの模様や、出場したかつぴーや選手のインタビューなどをお伝えする。
■エキシビションマッチ
矢口チームはFCバルセロナを選択。一方の淳チームはユヴェントスFCを選択。
リアルな動きや惜しいシーンが目白押しの展開となり、その度に会場には響めきが起こっていた。
そんな一進一退の攻防が続く中、前半20分。矢口チームが、スルーパスで中央を抜け出し、そのままドリブルで中央を駆け上がる。すると、十分にキーパーを引きつけ、右サイドへパス。完全にフリーとなったゴールへ、ラストオーダー織田が落ち着いて流し込み、先制点を決めた。1-0と矢口チームがリードのまま前半は終了。
両者譲らぬ展開の中、終了間近の後半85分。矢口チームが、ディフェンスの弾いたボールを見逃さずフライスルーパス。キーパーのすぐそばで、ヘッドを使ってダイレクトパス。そのボールをかつぴーや選手がプロの技を見せ、ヒールトリックで受けてシュート、ダメ押しとなる決勝ゴールを決めた。
エキシビションマッチは、結果2-0と矢口チームの勝利で幕を閉じた。終了後、解説を務めた柿谷選手は、矢口チームのチームワークが良かったことを勝因として挙げた。
■かつぴーや選手インタビュー
試合終了後、VAMOLAはかつぴーや選手にインタビューを敢行した。
―2対0で完封勝利でした。国体の文化プログラムに出場され、CO-OPに慣れていたことは大きいですか
かつぴーや選手:eスポーツ普及のためにウイイレイベントを市町村などでもやらせて頂いています。まったくウイイレを触ったことのない、お子さんとも一緒にプレイする機会が多くなりました。その場でできることや、こうすれば簡単に楽しめるってことを、教えるうちにだんだんわかるようになりました。
培ったそのノウハウを矢口さんに伝えました。すると、矢口さんは飲み込みの早い方で、すごく上手で、それが上手くいきました。難しいことを色々教えずに、3on3なのでパスとシュートだけとか、簡単なことだけを教えて、それを本番で実践できたのが勝因だと思います。まあ、僕の教え方が上手かったことが大きいですね(笑)。
―練習内容や練習時間はどれくらいだったのですか
かつぴーや選手:矢口さんに教えたのは30分くらいです。トレーニングモードで練習した後、ボクと矢口さんが組んだ状態でコンピューターとの2on2、後半は織田さんと矢口さんが組んだ状態で、ボクが後ろからアドバイスをしていました。
―チームメートについて
かつぴーや選手:ラストオーダー織田さんが、この日のためにウイイレをプレイされていたことは大きかったです。矢口さんに感心したことは、飲み込みが早く本番に強いことです!
―盟友ソフィアさんについて
かつぴーや選手:とにかく、負けたくなかったですね(笑)。
(文●fanatic wilkinson’s)
(編集●VAMOLA eFootball News編集部)