「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権をかけた県予選会は4日、盛岡市のタ…
「春の高校バレー」として行われる第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会の出場権をかけた県予選会は4日、盛岡市のタカヤアリーナで男女の決勝戦が行われ、男子は不来方が盛岡誠桜を破り2年ぶり14度目、女子は盛岡誠桜が一関一を下して6年連続25度目の全国切符をそれぞれ手にした。全国大会は来年1月5日、武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開幕する。
■男子
伝統校の不来方が狙い通りの試合運びで盛岡誠桜にストレート勝ちした。
最大のテーマは盛岡誠桜の191センチのエース、今颯希(3年)をどう止めるか。接戦の末に第1セットを先取し、第2セットは控え選手が調べた「インナーを好む」という今のデータからブロックを内側に微調整。
3枚ブロックの下平修也(2年)と2枚ブロックの中田拓斗主将(3年)が今のインナーの強打を連続で止め、18、19点目。菊池遼成(3年)、佐藤生真(2年)、高橋智也(同)らの強打で、粘る盛岡誠桜を振り切った。
「チームとして成長した」と高橋新哉監督。中田主将は「ディフェンス面をもっと強化して春高ベスト8を狙う」と意気込んだ。
▽男子決勝
不来方 3 28-26 0 盛岡誠桜
25-15
25-20
■女子
盛岡誠桜がインターハイ県大会で敗れた一関一を圧倒、雪辱を果たした。
盛岡誠桜の高いブロックが光った。一関一はサイドアタッカーの佐々木花穏(2年)と千葉しえる(同)が攻撃の軸。盛岡誠桜はリベロを除くスタメンが170センチ台。
立ち上がりこそ佐々木と千葉の強打を許したが、セッター滝田遙菜(3年)、菊地怜菜(同)、佐山玲衣(2年)、佐々木南帆(同)らのブロックで強打を封じ、滝田の多彩なトスで奥山結愛主将(3年)の強打を引き出し、本郷友梨(同)らのつなぎもさえ、快勝した。「選手が持てる力を出してくれた」と伊藤崇博監督がほめ、雪辱を果たした奥山主将は「精神的に強くなれた」と力強く語った。
▽女子決勝
盛岡誠桜 3 25-15 0 一関一
25-15
25-19
◇
主催 県教育委員会、産経新聞社、サンケイスポーツ、岩手めんこいテレビ、県バレーボール協会、県高校体育連盟
共催 盛岡市教育委員会、雫石町教育委員会、矢巾町教育委員会
後援 盛岡市体育協会、雫石町体育協会、矢巾町体育協会
主管 盛岡市バレーボール協会、雫石町バレーボール協会、矢巾町バレーボール協会、県高校体育連盟バレーボール専門部