「春の高校バレー」(春高バレー)として開催される第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会への出場権をかけた千葉県代…
「春の高校バレー」(春高バレー)として開催される第72回全日本バレーボール高等学校選手権大会への出場権をかけた千葉県代表決定戦の決勝が3日、同県成田市の成田高校で行われ、男子は習志野が13年連続36回目、女子は敬愛学園が3年ぶり9回目の優勝を決めた。本大会は来年1月5日に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で開幕し、12日に男女の決勝が行われる。
県代表決定戦の男子決勝はともに全国高校総体に出場した習志野と市船橋の対戦となった。習志野は高橋や伊藤貴を中心とした攻撃で得点を重ね、第1セットを先取。第2セットは接戦に持ち込まれたが、荒瀬のスパイクなどで点差を広げ、そのまま第2、第3セットを制してストレート勝ちを収めた。市船橋は第3セット、榎本のサーブなどで追いすがったが、一歩及ばなかった。
女子決勝は全国高校総体で決勝トーナメント2回戦まで進出した敬愛学園が、2年連続の春高出場を狙った市船橋をストレートで下した。第1セット序盤は、敬愛学園・佐藤、市船橋・佐々木遙の両エースが得点を取り合う白熱した展開。9ー9の同点から敬愛学園が8連続得点を挙げるなどしてこのセットを奪い、勢いに乗った。市船橋は第3セット、雑賀のライトスパイクなどが光った。
■優勝コメント
◯習志野・石田勉監督「非常に苦しい1年だった。苦しい思いをした子たちが本当に伸びてチームの原動力になった。全国大会ではサーブ力をつけて千葉代表として頂点を目指したい」
◯習志野・青島浩也主将「2セット目は劣勢になったが、チーム一丸となって勝利できてよかった。ベンチメンバーも声出しすることなどを意識してきた。全国大会では(決勝の)センターコートに立つために一つでも多く勝ち続けたい」
◯敬愛学園・上原典人監督「全国大会の忘れ物を取りに行こうという思いでやってきて、いい成果を出せた。千葉の代表としての誇りを持って一戦一戦戦い、日本一を目指して頑張りたい」
◯敬愛学園・佐藤淑乃主将「1セットも落とさず優勝するという気持ちで臨んだ。自分にとって春高出場は初めて。今まであまり自分たちの納得のいく結果を出せていないので、春高で挑戦していきたい。目標は日本一」
◇
▽男子決勝
習志野 3 25-22 0 市船橋
25-19
25-22
▽女子決勝
敬愛学園 3 25-17 0 市船橋
25-14
25-14